1ビバシュラバ✩.*˚
この話は続きものw1回で書くの辛かったw
吾輩はぱむである。←そろそろこの始まり辞めたい。
最近ラビの様子がおかしい。忙しそうだからかと初めは思ってたんだけど、どこか上の空で、一緒にいても結構な頻度で携帯をいじってて、画面が見えない角度でコソコソと。
自分でも女々しいって思っちゃうんだけどなんかヤダ。あと朝ご飯が最近手抜きで寂しいです。\_(・ω・`)ココ重要!
でも、ラビには迷惑ばっかりかけてるからあまり言い難い。
どうかいつものラビに戻ってくれますように。
______________
私はラビ。ホストをしながら生計を立てている。
初めは軽い気持ちではじめたホスト。女の身でって思うけどそういうのもありかと思ってホストクラブ【mug】の扉を開いたんだった。
でも今は、ぱむっていう同居人も増えて、ホストも指名が増えてきて、結構充実してるんじゃないかって思ってる。
稼ぎも増えてきたし、ぱむのコンビニバイトに頼らなくても十分なぐらい。でも、そろそろワンルームのアパートじゃって思うから大きめの家に引っ越したいから頑張るんだ(≧o≦)
さ、今日の出勤も近付いてきたし、頑張りますか!
ーーーーーーーーーーーー
【ようこそmugへ!!】
そんな掛け声とともに、今日もmugへと人が集まる。
私の予定は今日は…!!!( ゜д゜)ハッ!!!!しまった。同じ時間に予約を2件も入れてしまっている!
アッ!ヤベ(° ∇ °;)
困った事にその時間はもうすぐ……くっ。どうにかしなきゃ。
「ようこそmugへ!」
「ラビ!予約のゆずゆずがきたよ。2番入って!」
「あ、はい!」
(しまった。もう来ちゃったのか。今からじゃもう1人の予約もずらせそうにない…どうすれば)
どうしようも無いけど、とりあえず2番に入る。
「やっほーゆずゆずー。今日も来てくれてありがとー!今日は楽しんでってね。」
彼女はゆずゆず。私がホストを初めた時に初めて指名をくれた子だ。北海道からトラックで運送してるんだけど、こっちに配達来た夜はいつも来てくれる。頼りがいのある姉御肌。
「ヽ(*´∀`)ノイェ-イ。らびらび元気してたー?今日は私疲れちゃったから癒して欲しいのー」
と撓垂れ掛かかってくるゆずゆず。
「はは、仕方ないお嬢さんだ。さ、好きな物頼んじゃってー。君ならしけ酒でも良いんだから」
「もうやだーらびらびそんなんじゃダメじゃん。今日は癒されたいしピンクからお願い♡」
「あちゃー。かなわないなゆずゆずには。それじゃピンク入れちゃうね」
そんな会話をしてた時
「ようこそmugへ」
って声と、私のところに来るボーイ。
コソコソ(らびさん、さくらさん来てるんだけど、どうするの?この席に案内すればいいの?)
っく。さくらが来ちゃったか。さくらは2番目の指名をくれた太客だ。どうすれば…ゆずゆずに断りを入れてみるか…
「ゆずゆず…実は俺、やってしまった事があるんだ。」
「ん?どうしたのラビラビ?」
「実は…最近忙しくって、ゆずゆずの予約とったあとの予約を間違って同じ時間にしちゃったんだ…ほんと申し訳ないと思うんだけど、もう1人メンツ入れるし同席とかできないかな?もちろんピンクは奢らしてもらうからさ<(_ _)>」
これでもかっていうくらいに頭を下げてゆずゆずに頼む。
「らびらび…うん。うん!いいよ。らびらびのためならお姉さん一肌脱いじゃう!もちろん服は脱がないけどww」
「ありがとうゆずゆず!んじゃ、その子にも説明してくるからちょっと待ってね!おーいクチオ!ヘルプ頼む!」
そう言ってボーイをしてたクチオにヘルプを頼んだ。
少し駆け足でさくらの元に行く。
「さくらいらっしゃい!ごめんね。またしちゃって。」
「いいよいいよ。んでもどうしたの?今日は慌ててるねw」
さくらは落ち着いた感じのする、大人の女性だ。彼女なら許してくれる…はず?
「実は…今日の予約で失敗しちゃってて、さくらの予約取ってたんだけど間違ってほかの予約がその時間に入ってたの。ホントに申し訳ないんだけど、その子と同席出来ないかな?って。もちろんヘルプも入るし、さくらの好きな奴奢るからさ、どうにか許してくれないかなって。」
「……」
さくらは無言で俯いてしまった。でも、顔を上げると
「その子と合うかわかんないけど、そう言うのもたまにはいいか。良いよらびも困ってるし今日だけは許してあげる。今日だけねw」
「ありがとうさくら!」
そうして、初めて私は2人の相手をする事になった。
次回。ラビはどうなる。(・ ∀ ・)