最後の眠り
寝る位置を整えろー
寝る位置を整えろー
寝る位置を整えろー
最近
これを書きはじめた頃が嘘のように
眠れます
ぐっすりとは
眠れないことが多いけど
すぐに眠たくなります
眠れない時にはいい薬がありますし
困っていないので
この連載はもう洋梨
用無し
ような死です(あかるく笑ってる顔文字)
遠い日に
大好きだった
ひいばあちゃんが
やわらかな出前一丁を
懐かしいあのラーメンのような赤ちゃんのお尻を
作ってくれる夢がなぜ見られないのですか
どうして
なんだこれは
なんじゃこりゃ
みたいな
意味のわからない夢ばかり見せるのですか
劇場主さま
あなたは
そこにいますか
眠りの陰から
わたしを見ていますか
神様
わたしの髪を
噛みちぎって
カミーラ・パリスのように
ってだれだそれ
まぁなんというか
眠るために必要なのはやはり
ふわふわのふとん
これに限る
神様なんか
眠るのに必要ない
むしろいらない
わたしに夢を見せないで
意味のわからない夢でうなさないで
うなされないぞ
うなすなよ
もしかして
日本語おかしいですか
また眠れない日々が
地獄から湧き出るウジュウジュ虫のようにやってきたら
この連載作品は読まずに
睡眠改善薬を飲みます
それでもこの連載作品が
誰かの役に立ってくれるなら
わたしはこれを書いた甲斐があったと
ニヤリとするでしょう
いやニヤリとすんなよ
ほっこりとかしろよ
そんなうるさいことを
横から言うのは誰ですか
あっ
あなたは
だれなんだろう
きっと眠りの森からビジョビジョになって
美女さんがあなたに会いに来てくれるでしょう
そんないい夢なら見たいでしょう?
眠りの中でお眠りなさい
すやすやとやすやすと
おやすみなさい
それでは
心地よい眠りのための朗読を
これで終わります