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スライム万能  作者: 白銀 咲桜
1章 1層レベル上げ編(仮)
5/12

4話 訓練

 こうして、俺たちは訓練場に戻っていった。

 ていうか、これ誰に渡せばいいんだろう?あ、書いてあった。ごつい人...ってなんだとそれ。

 多分、ギルドの人はその人が嫌いだったんだろう。

 とりあえず中に入るか。

 ギルドカードを見せたら、すんなり入れてくれた。


 中には...あ、いた。ごつい人。


「すいませーん。ギルドのクエストで来ました。」

「おう。お前がか。助かる!最近この依頼を受ける人が少なくてな。物資が不足してたんだよ」

「へえ。そうなんですか。」


 こういうところもリアルなのか。すごいな。


「ところでこの中身ってなんなんですか?」

「知りたいか?」

「し、知りたいです」

「これは、動く的だ!」

「おお!」


 動く的もあるのか。これは便利だな。


「なんなら、使ってみるか?」

「いいんですか!ありがとうございます!」

「お前さんは荷物を運んでくれたしな」


 普通は料金がかかるらしい。まあ、当たり前だが。


 〜〜〜


「というわけで、スララ、いくぞ!」

「ピュイー!」

「というかまず、なんのスキルを使うか...」

「ピュ〜...... ピュ!」

「おわっ!?」


 スララが急に光り始めた。この状況で使えるスキルといえば...


「ピュイー」

「おお!やっぱり巨大化か。結構でかいな。」

「お、巨大化か。珍しいな。」


 そう、ごつい人...ゴツラさんがいった。


「珍しいのですか?」

「スライムで、持っているのは珍しくないんだが...お前さんのスライム、1レベルだろう?普通もっと進化した状態で手に入るんだが」

「運が良かったんですかね」


 なるほど。これがエクストラスキルか。

 さて次は...


「よし、吸収だ!」

「ピュ〜」

「あ!ちょ、まて」


 ゴツラさんがゆうのも間に合わずに、スララが、動く的を吸収してしまった。


「あ〜吸収しちまったか。」

「あ、やべ」

「まあ、吸収するのは別にいいんだが、このまとは誤飲防止のために」

「ピュ!...ピュ?ピュ!ビュ〜」

「ものすごくまずいんだ」

「なるほど。というか、吸収のスキルに影響あるのか。というかどんなスキルなんだ」


 スララのステータスを見てみる。

 お、レベルが上がっている。これだけでレベルアップなのか。最初だけか。

 スキルは...お、擬態に動くまとが追加されている。

 って、異常状態に衰弱ってある。どんだけまずいんだよ。


「ピューーー」

「...」

「ピューーーーーー」

「......」

「ピューーーーーーーーーーーー」

「ああもうわかったから!すまん。今度なんか買ってやるから」

「ピュ!」

「なんでそこで元気になるんだよ」


 くそ。なぜこんなところまで再現されているのか。


「あ、そうだ。擬態って使ってくれないか」

「ピュ!」


 なんか、スララの体が変化していく。おおこれはまさしく


「動くまとだ!」

「おお!」


 ゴツラさんも驚いている。


「ここまで再現できるスライムは見たことねえな。ていうか、吸収してると、正確に再現できるのか」

「他のものにも擬態できるのかな」

「試してみるか」


 そういうと、ゴツラさんは、倉庫の方に行って、何かを持ってきた。


「これは?」

「モンスターの素材だ」

「これが」


 確かに、モンスターを吸収したら、どうなるんだろう。でも...


「そんなもの、もらってもいいんですか?」

「そんなもんいいさ!ずっと使われなかったものだしな。それに...俺もなんか気になるしな!」

「は、はは」


 個人的な意見が入っているし。にしても、なんで他の人は、これ試さなかったんだろう?


「よし。じゃあこれを吸収時てくれ」

「ピュー」


 ぱくっ


 その日の選択を、俺は一生後悔した。なぜなら...


「ピュ⁉︎ビュ、ビュ〜」


 魔物の素材はものすごくまずいらしい。



ピコン


個体名:スララは、味覚軽減Lv1を、手に入れました。

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