1話 キャラ設定
ちなみに、結城さんは小学生です。
ついに、9月13日になった。学校から帰ると、すぐ宿題を終わらせて、VRゴーグルをかぶった。
細かい設定はもう終わらせてある。あとは、ログインして、キャラメイクをするだけである。
俺は電源を入れた。
ーーー
「うん?ここは...そうか!VRの中か!」
これがVRか。結構リアルに近い感触だな。
『キャラメイクを開始してください』
「へーい」
答える人はいないが、ついそう答えてしまう。
まず名前だが、名前が残ってない方がいいな。
じゃあ、好きな漢字を使って...
『キャラネーム、「白桜」で、よろしいでしょうか』
「イエス」
『キャラクターネームを設定しました。次に、容姿、職業、ボーナスポイントの割り振りをしてください』
へーい。まず容姿だな。容姿は、自分の体と似たようなものになるので、そのままでいいだろう。
職業は...オールラウンダーにするか。これは、すべての行動に小ボーナスがつくものだ。ちなみに、戦士などの職業を選べば、戦闘に中ボーナスがつく。
ボーナスポイント...の前に職業のボーナスだな。まず、魔術は...土魔術にする。色々と応用が効くからな。
次に戦闘だが...ナイフにする。特に理由はない。ないったらない。別にアニメに憧れたとかそういうわけではない。
次は生産だが、これが一番悩んだ。結局、武器にも使える錬金術にした。
そして最後は実は一番楽しみにしていたテイマーである。モンスターは...ランダムでいいや。ソロでやるつもりだからテイムモンスターは重要である。でもみんなかっこよかったり可愛いからな〜
最後に、ポイントの割り振りだ。このポイントは、各プレイヤーに渡されるレベルやスキルの強化などができるポイントである。
しかし100ポイントしかもらえないから、慎重に決めないとな。
まず、土魔術を20ポイント使って、レベル5まで上げる。これで、最初から使えるロックショットに加え、アースウォールが使えるようになる。
残り80ポイント。
次に戦闘だ。ナイフを使うから、剣技を同じく20ポイントでレベル5まで上げた。
残り60ポイント。
生産は、錬金セットを25ポイントで手に入れる。買いに行くのがめんどくさいからな。さらに、5ポイントで、材料セットを手に入れる。
残り30ポイント。
次は、テイムモンスの強化を行う。弱かったら流石に悲しいからな。
スペシャルスキルを15ポイントで選択する。これは、このレベルでは手に入らないようなスキルを手に入れるものだ。
最後に、すべてのポイントを使って、成長補正(中)を手に入れる。早く強くなりたいからな。
よし、これですべて終わった。
『終わりましたら、決定ボタンを押してください』
俺は、決定ボタンを押す。
『すべての設定が終わりました。それではよきゲームライフを____ 』