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スライム万能  作者: 白銀 咲桜
0章 物語の幕開け
1/12

0話 前置き

初連載です!優しい人がいたら見て言ってくれると助かります。

「おお!やっと届いた!」

  俺、内田結城うちだゆうきは配達員に渡された荷物をみて思わず叫んでしまった。

 その荷物にはこう書かれている。


 Freedomフリーダム WorldワールドVRセット


 略してFワールド。世界初の、VRゲームである。

 一重にそこらへんのVRゲームではなくて、意識をゲーム側に持っていくような感じのものである。

 まあ、僕も詳しい原理は知らないんだけど。

 どうしてこんな買い手が殺到しそうなゲームをこんなに簡単な風に手に入れているかというと...


 ---------------------------------------------------------------


「おーい結城ー」

「なんだカナ。今、本読んでいるんだけど」


 俺の友達、カナこと、金井涼太かないりょうたは読書中であるにも関わらず、突っ込んできた。


「お前、異世界とかそういう系のもの好きだよな?」

「まあそうだけど...それがどうした?」


 そう、俺はラノベなどそういう系が好きなのだ。


「これがなんだかわかるか?」

「それは最近日本とアメリカが共同開発して作ったVR機能の...まさか!?」


 カナはこう見て企業の社長の息子である。ということは,


「そう、そのまさかだ。父ちゃんの会社がVRゲームを開発してな、あと一ヶ月ちょいで発表なんだよな」

「そ、それでどんなゲームなんだ!」

「ま、まあまて。これ一応機密事項なんだからな。」

「あ、そうか」


 考えてみれば発表前のゲームなんてかなり重要な情報だ。


「で、なんでそんな機密情報を俺に?というか早く情報教えろ」

「まあ、それはいいんだけど、いとつ条件がある」

「ほほう。それはなんだ?」

「このゲームを買うこと。しかも今なら格安で買えるやつをな」

「何円だ?」

「それは...なんと驚き!1円だ!」

「はい?」


 思わずそう言ってしまった。アメリカと協力して作ったものが1円?大丈夫かこいつ。


「いやこれはとうちゃんにクラスの人に渡して来いと言われてな」

「なぜに」

「さあ?広告とか宣伝じゃない?」

「ふーん。で、正式サービスはいつからなの?」

「9月13日だ」


 今日は6月23日だから...3ヶ月ぐらいか。


「結構早いな。今まで言ってこなかった割に」

「なんか色々あったらしいよ」

「それで、他の人たちは誘うのか?」


 ゲームは知っている人が多い方がいいからな。


「うん。誘うよ。」

「そうか。よし!買った!」

「1円だけどなw」

「うっさい!」


 他にも色々と聞いたところ、このゲームには時間加速の技術が使われていて、0時〜11時50分は1倍で、十分間メンテナンスが入り、12時から15時まで2倍で、15時から21時まで10倍で、21時から0時まで2倍だそうだ。

 学生に優しい仕様になっているそうだ。ありがたい。



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 というわけで今、9月13日に至る。




 

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