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「そういえば、夜空君って謎だよね。」


僕がソファーでゴロゴロしていると、急に千雪がそんなことを言ってくる。

相変わらず千雪はかわいい。


「そう?謎なことなんてないと思うけど。」

「うーん、なんていうか、あんまり自分のこと話さないでしょ?だから、ちょっと謎な気がするんだよね。」


あー、なるほど。確かに僕はあんまり自分のことは話さないかもね。

というか、僕のことなんか知らなくてもいい気がするんだけど。


「というか、千雪なら僕なんでも話すから、好きなこと聞いていいのに。」

「え?本当!?」

「本当だよ。」


嘘つく理由がないし、意味もないよね。

というか、隠したいことなんかないし。


「うーん、じゃあ、好きな食べ物は何ですか?」

「食べ物?うーん、あんまり意識したことないけど、強いて上げれば千雪のオムライスかな。あれは美味しい。」

「そ、そう?」

「うん、僕の人生で一番おいしいと思う。」


少なくとも僕はそう思った。というか、千雪の出してくれるものは全部美味しいから決められないんだよね。

本人は練習中って言ってるけど、十分美味しくなってると思うんだけどな。まぁ、最初は酷かったけどさ。


「じゃ、じゃあ、座右の銘は?」

「なんの面接なの?まぁいいけど……座右の銘は、『他人を気にしないで、自分の美しいと思うものを創ろう』かな。」

「なんか、深い……」

「まぁ、中学の時の知り合いの言葉なんだけどね。」


そういえば、彼は元気だろうか。ああでもこの前元気だって話を聞いたから大丈夫か。会いに行ってみようかな?


「他になんかある?」

「えっと、じゃあ、じゃあ!」

「別に焦らなくてもいいのに。」


わたわたとする千雪を僕はそう言ってなだめる。

別に今すぐじゃなくても、時間は十分あるわけだし、思いついた時に聞いたらいいんだよ。

少なくとも、僕から別れる気もないし、むしろ千雪を何回でも惚れさせる気でいるからさ。

まぁ、本人には言わないけどね。




新しい連載、「絵が好きな君と絵を描かない僕」を投稿しました!

夜空君も絡む(予定です)ので、ぜひ読んでみてください!

お手数ですが、マイページからお願いします。

一応下にリンクを貼っておきますが、気分で変えます。

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これも読んで!
「絵が好きな君と絵を描かない僕」
面白いよ!(たぶん)

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