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勘違いの解決策 その2

初投稿作品です。


皆様に楽しんで頂ければ幸いと思います。

今回もよろしくお願い致します。






15分程歩いただろうか、歩けど歩けど何も変わらない…

同じ風景が永遠続く…



「こちらからが我らが城になります」


何を言っているんだ?

目の前には先程と変わらない森と山しか見えないんだが…

山の中に洞窟でもあって、その中に城があるのか?



「すいません、見えるのは山と森しか見えないんですが…」



「そうですね。

では、後3歩程前に歩いて下さい」



よく解らないが、ここは言われた通り歩いてみる事にしよう。


1歩…2歩…3歩…うわっ景色が!?

急に自分の目に飛び込んできたのは2m程の高さの門だった

キョロキョロと周りを見渡すと、その門の後に城が見え、城下町に様な雰囲気の場所も見える。



驚いていると、後からライトら一行が歩いて来た。


「此処は結界の力で外からは不可視の空間になっているのです。

驚かれたでしょう?」



俺が驚いているのは知っているみたいだが、あまりに上々な反応だった為、笑顔で問われてしまった。



「驚きました。結界って凄いんですね。

魔法でこんな事まで出来るなんて」



「まあ、入口で立ち話もなんなので城着いてからゆっくりお話ししましょう」


「解りました」


異世界で文化が違うのは解るが、いきなり高度な物を見せられた気がするぞ…

でもまずは言われた通り城に向かうとしよう。

一行に付いて行き奥に見える城へと歩き出す。



通りを歩いている最中に、此処に住んでいるであろうダークエルフから視線を集める。


この人達からも勇者を召喚出来たのでは?とか思われると、謝る対象がどんどん増えてしまうな…



少し憂鬱になりながら歩いて行くと、城の門の所までたどり着いた。



「我は騎士団3番隊隊長を務めるライトである。

そして、西の森の領主の令嬢であらせられるリレイ様をお連れしている。

門を開けよ」



考え事をしていた最中にいきなりライトが大声を上げるもんだから思いっ切りビクってなったじゃないか

最後尾を歩いていて、誰にも見られなかっただろうから良かったものを…

こんな大声、魚屋の「らっしゃい!!」位しか最近聞いてないぞ…



少し間があって、門がギギギと音を立て上に上がっていく。


「では、中へどうぞ」


言われた通り歩いて行く…

城の中なんか入った事無いし、珍しくてキョロキョロしてしまうな。

入った事がある城なんて、日本で建てられた純和風の「お城」だもんな…

此処は完全に「キャッスル」って感じだしな。



「ジンさん、一旦こちらの部屋でお待ち頂けますか?」


「はい、ではここで待っていますね」


「私達は国王に話がある為、先に行って参ります。

お茶等を用意させます故、お掛けになってお待ちくださいませ」


「ありがとうございます。

では後程ですね」


軽く会釈をし、ライト達と別れる。


腰を掛けると、考えに耽る。

この先の事を思うとどっと疲れた…

まだスタートラインにも立っていないんだよなぁ

スタートラインに立てるかどうかも定かではないし、状況に次第では此処で話しが纏まらず。

違う方向からアプローチしなければいけなくなるだろう…

そこはもうケースバイケースって事で。


楽観視する訳ではないが、ゆとりを持っていないと余計なミスも起こしてしまうだろうし…


と、言う訳で帰って来るのをゆっくり待たせてもらおう…



誤字等で読みにくい所などあれば申し訳ありません。

なるべく修正はしていきますので、あればお申し付け下さい。

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