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この歳での異世界召喚は辛い その3

初投稿作品です。

皆様に楽しんで頂ければ幸いと思います。

とりあえず貰える物は貰ったし、後は自分の頑張りようとなるか…



「ではこれから召喚先に向っていただきます。」



覚悟は決まったが、着いた先で「勇者じゃございません。すいません」って謝るしかないよなぁ…

最初っから嘘つくのは気が引けるから、そこんところはちゃんとしておこう。


「解りました。準備は出来ました。

マシュリーさんにヒュージさん色々とありがとうございました」



「いえ、こちらの手違いでご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳ありません」



「マシュリーの言う通りです。後は私達はあなたが無事に帰れる事を祈る事しか出来ません。お渡しした道具を上手く使って生き残って下さい」



「絶対生きて帰ります。家族に会うために。そして、不手際があったとはいえ色々とお世話して頂きありがとうございます」


絶対生きて帰って嫁に怒られてやるぞ

待っていろよ…


「では、お願い致します」


「お気を付けて…」



また、景色が歪んで見えてきた。

これからどんな目に合うんだろう…

死なない程度の苦労だったらいいなぁ……


意識がだんだんと遠くなっていく

目をつぶり身を任せて落ちていった…









寒気を感じ意識が引き戻された。

ゆっくりと目を開けていく…



目を開けた先は洞窟?

ひんやりとした空気が流れ肌寒さを覚える。


先に明かりが見える。外みたいだな…

周りに誰も居…な…い?

イメージとしては魔法陣の真ん中に立っているとか、そんな感じを想像していたのに違ったな。


とりあえず明るい方に向かって歩いて行こう


そんなに距離はなかったので出口付近に2分程度で辿りついた。

何やら外が騒がしいのだが、何事かな?




外に出た途端に金属音と叫び声が聞こえる。

もしかしてだが、何かと戦ってらっしゃるとか?


「着いて早々戦闘なんて勘弁してくれよ…」


と、独り言を言った矢先洞窟の先にある森から何かが動いて来てる音がする。


完全にこっちに向かって来ているな…

何か武器になりそうなのはないのか?

折れた木なんかでも良いからないのか!


近くの茂みが動いた瞬間、近付いて来ていたものが何かを認識する。


肌は緑色で身長150cm位だろうか、右腕には棍棒らしき物を握っていて、ゴブリンってこんな感じだろうと想像した感じのやつがいた。


あ、目が合った…



「ギュアァァーーー」


完全に威嚇されてる…

目が合って、一目惚れ→初恋に発展する訳でもないだろうから

そりゃあモンスターが見た人間を敵視するのは当たり前だろうな



とはいえ、この状態はマズくないかい?

向こうは武器を持っている、こっちは素手って

しかも、走って来るよーって構えになったし…


腕輪の効力を期待して戦うしかないか…



「グギャァァーーーーー」


ゴブリン?らしきヤツが走り込んできた。


頼むぞ腕輪…

確か力を思い描くって言ってたな

相手は体重50㎏位か、それを吹き飛ばすイメージで…


前に出る。

ゴブリン?は突っ込んで来るとは思っていなかったのか少し顔が焦った様に見えた。


棍棒のリーチの内側に入らないと絶対殴られるな…

振られる前に突っ込んでやる。


更に勢いよく突っ込み右腕に力を込める。

そして、イメージはヘビー級のボクサーの渾身の右ストレート。

右手首に装着していた腕輪が熱くなり、右腕に驚く程の力が入る。


「喰らえーーーーーーーーー」


中年の渾身の右ストレートが当たる。

棍棒のフック的な振りに対して直線的なストレートの方が少し速かった。


拳がゴブリン?の顔面にメリ込み勢いよく後ろに吹っ飛んでいく…

5m程距離のある木に激突し、顔面が凹んだまま動かなくなった。



結構な効力だな…

思い描くだけでこれなら凄い物だ。



とりあえず勝てたな…

だけどまだ、金属音がゴブリンが向かって来た方向から聞こえている。

なんとか素手でも勝てるみたいだから助けに向かうか…


異世界での初戦闘は無事に勝てた。

ゴブリンだったからって事だろうけど、修行でもすれば腕輪の力でイケるかも…

とりあえずはこの位の力を発揮する分には反動もなかったし、一安心かな。

誤字等で読みにく所などあるかもしれません。

御指摘頂ければ直します。


お読み頂きありがとうございます。

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