表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/213

精霊召喚方法

ライラとの思い空気が流れる中、召喚魔法の事を考えていた……が気まずい気まず過ぎる。

ライラは下をうつむいて今にも「真っ白に燃え尽きた……」って感じになっている。こんなキャラだったのか?過ごした時間が短かったから判らなかっただけか?

早く夕食よ作り終わってくれよ……何か話し掛けても覇気が無く対応もおかしい、オジさんにはこの空気は無理……解決策はない


ドアがノックされギリクさんが部屋に入って来る。

夕食か?夕食ですよって言ってくれ……ギリクさんが口を開くのを今か今かと待っていると


「ジン殿少しお話しをいいかの?先程サンドラ様に精霊との契約をしたと聞いたのじゃが、サンドラ様が肝心な事を教えていなかったと言われたので、代わりにそれを伝えに来たぞ」


ここにきてトドメの一言……後ろから恐ろしい殺気が、恐くて後ろが向けません……助け船ではないのかギリクさん、関係修復には絶対協力してもらうぞ


「ほ?ライラ殿どうかなされましたかな?」


あぁ……空気の読めないパターンできたよ。これ以上はここで話せないと言うか、居れない!!


「ちょっとその話は外を歩きながらにしませんか?部屋に篭もりっ放しだったので、場内見学も兼ねてお願いしたい」


「それは構いませんが、2人でですかの?」


「出来ればお願い致します。ではライラさん行ってきます」


ギリクさんの背中を押しながら部屋から出て行く、サンドラとの戦闘よりも恐いし、背筋が凍りつく……

部屋から出て、ライラの状態をギリクに明確に話す。悪化させた現状を戻す手伝いをしてもらう事を含めて


「そう言う事だったのかい、それはすまぬ事をしたな。おっと笑い事ではなさそうですな」


「はい、笑い事では済みそうにありませんよ。明日の帰り道でどんな目に合うか解りませんよ。

どうにかサンドラ様に彼女の精霊契約のご助力頂ける様に伝えてもらえませんか?」


「ライラ殿が願っておいでであれば尚更頼みこみましょうぞ」


これでライラは許してくれるだろうか……そもそも俺は悪い事は一際してないと思うのは間違いだろうか……


「ところで、さっき言われてた事は召喚魔法の事ですか?サンドラ様から精霊を使う場合は召喚魔法が要ると言うような事を聞いていたので」


「ご名答、契約させたは良いが使い方を教えていないと申されて、教えに来たんじゃ。とりあえずは基礎を教えるから、ワシの部屋に移動するかの」


サンドラ様も気付いてたんだ。せっかくのメリットを活かさずままの状態だったから、後で聞こうと思ってたし、部屋を出れたし好都合だったのは幸いだったよ。

暫くギリクさんと一緒に廊下を歩いて行く


「ここがワシの部屋じゃ、どうぞ気にせず入ってくれ」


えらくいい部屋だなぁ、部屋の外にはプレートまでしてあるよ。えっと、大臣室……えぇ!!大臣?てっきり俺はずっと使用人の総括くらいの地位の人かと思ってた……相当偉いんだギリクさん


「どうしたんじゃ?入って来ぬと説明出来んじゃろうて」


「あっ…はい、では失礼します」


「早速じゃが召喚魔法の初歩じゃ、ちなみに魔法の発動する上で必要な物は何かな?」


「魔力とその属性の源になる物とイメージですかね?」


「正解じゃ、召喚魔法でも魔力とイメージは同じ様に使うのじゃが、唯一違うのが源になる物じゃよ。何も無いところから属性魔法は使えん、それと違って召喚魔法は何も無いところから呼び出す事になる。ただし、契約した者はは契約者の魔力を帯びているじゃろ。それをイメージして遠くから自分の魔力を感じ呼び出すと言うわけじゃ。

まあお主の場合、精霊との契約をして体の中に同調しておるから、自分の魔力以外の違和感を感じたらそれを呼び出すだけでよい」


なるほどね……召喚魔法も二種類あって、ひとつは遠くから呼び出す物と、もうひとつは体の中にいる物を呼び出す。

ふたつの魔法の相違は魔力の消費量というとこだろうな


「ほれ、試しにやってみるとよい」


まずは言われた通り魔力の流れの中の違和感を探る

魔力の流れを感じるのは、最初の魔法を覚える時にやったのと同じだ。


おっ、背中の方から流れの違和感を感じるな。そして、これを体外へ呼び出すっと……

そうイメージをした時、さっきの紫色の光が飛び出した。


「なるほどですね。イメージさえ出来ればなんとかいけますね。呼び出すまでに時間がかかるのは練習ですかね」



「いやいや、お主はスジが良い方じゃよ。これに苦労する輩もおるからの、まあ第一段階は成功じゃな。次の段階に移るぞい、次は戦闘における精霊の使い方じゃ、普段その属性魔法を使う場合は源が必要と言ったな、じゃが、精霊がいる場合は源が精霊になる。

つまりはその属性の精霊が居ればなんの苦労なく魔法の発動が可能になるのじゃ」


そう言う事だったんだ……今まで、どうやって発動するか解らない魔法があったんだよ。

それは雷属性の魔法……雷なんて自然に発生してないし、天候の悪い時にしか使えない魔法なんて……静電気なんて思ったけど、そんな科学が発展していない世界でそれが解明してる訳がないだろうし、精霊でそれを解決してるって訳か、戦闘中に下敷きで頭擦って発動したらどうかと考えていた自分が馬鹿だった……


「ちなみに闇魔法ってどんな使い方があるんです?ライラが使っていた物を収納するくらいしか見てなくて」


「それが初歩じゃな、しかし戦闘でも役に立つぞい。例えば闇魔法で他魔法の吸収だったり、その空間の光を奪ったり、相手の影を縛ったりじゃ。結構応用が利くじゃろ、その分修練が必要じゃがな。

では、さっき言った精霊を使っての闇魔法の発動をやってみ」


単に発動元を精霊から借りるだけなら簡単なのかな?精霊の魔力を感じて……貸してもらってっと


精霊から黒い玉が降りてきた……これを使ってって事だな、これで発動を……ってどうしよう、さっき聞いた中ですぐに使えそうなイメージの物は……光を奪う、これをやってみよう。真っ暗をイメージして発動っと


直後部屋が真っ暗になる……凄いなこれ、でも何も見えないな失敗したかな?

込めた魔力を解き部屋に明かりが戻った。


「発動しましたけど、何も見えなくなりました……」


「お主、全部真っ暗を思い描いたじゃろう……当たり前じゃよ。相手にのみその思いをぶつけないといかんのに、しかしそれまでの経緯は良かったぞ。

とりあえずは精霊の召喚魔法と魔法発動はこれで終了じゃ、後は両方の発動を早く出来るように努力するのじゃ」


「ありがとうございます。しっかり活かせる様に修練を積んでおきます」






今回もお読みいただきありがとうございます。

ご意見、ご感想お待ちしてます。


次回もよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ