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この歳での異世界召喚は辛い

皆様、初めまして

初めての投稿作品になります。

色々と慣れなくて間違い等があるかと思いますが、皆様に楽しんで頂ければと思い連載していきます。


「ここはいったいどこなんだ?」

周りを見渡せば雲の様な地面、で宮殿?の様な建物の中で倒れていた。


思い出せる事を必死に思い返してみる。



自分の名前は新垣 仁(あらがき じん)。

年齢は42歳で、仕事はサービス業をやっている。

結婚はしていて、2児のお父さんで…

と、どうやら記憶はあるみたいだ。

だが、何故こんな所に倒れているかは…思い出せない。


最後に記憶にあるのは…

息子の(きょう)と一緒に釣りをしに海へに行っていて車から降りたところで…!?


「そう言えば車から降りた途端に景色が歪んで見えたんだ…」


それからの記憶がない…

それで起きたらここか…全く状況は理解出来ないな。


「もしや死んでしまって、ここは天国か何かかな?」


「天国ではないんですが…」


「えっ!?誰?」


急な声に驚いてしまった。周りには誰も居なかったのに……


「どなたかいらっしゃるんですか?」


尋ねて見るが姿が見えない。


「はい、此処に」


宮殿?の柱の陰から1人の女性が姿を現した。

スラッとした感じで銀髪。

年齢的には10代後半か、20代前半位に見える。

服装はTVや映画の世界でしか、まずお目にかかる機会の無さそうな中世のローマに居そうな女性って感じに見える。

ただ、肌の露出度が高いせいか目のやり場に困る……

見知らぬ女性に変態のレッテルは貼られたくないので、意識的に気を付けよう。


「すいませんが、お解りになられるならお答え頂きたいんですが」


「どうぞ、何なりとお聞き下さい」


女性が間を置かずに返事をしてくれる。


まずは現状把握をしなければ。


「此処はいったいどこなんです?」


「此処は貴方がいらっしゃった次元と、またの別の次元を繋いでいる場所で、目的地にたどり着くための中継地点ですね」


「目的地ですか?」


「はい、貴方が呼ばれている次元ですね」


なんだろうこれ…この状況が、さも当然の様な言い回しに聞こえるが。


「すいませんが、これは何か宗教的なやつの勧誘ですかね?」


「何の事です?」


女性は不思議そうな顔で首を傾げている。

まさかとは思うが、さっきの女性のコメントを思い返せば、別の次元に誘拐されてるって事の解釈で間違いないのかな。正確な事は聞いてみないと判らないしな。


「別の次元っておっしゃいましたね?」


「はい、そうですね」


「この状況は、その別の次元に行かされる為に拉致されてる感じですか?」


「拉致とは違いますが、貴方が居た次元から連れ去られてるのは間違いありません」


「現実的に考えにくい事なのですが、まずは状況の理解出来ましたが、どうして自分なのでしょうか?」


解らない状況だけに彼女の言葉を受け入れて話しを進めるしかないが、俺じゃなくてもいいだろう……


「ご理解頂き誠にありがとうございます。確かに貴方のいらっしゃる次元では、こう言った事は解明されていませんから、ただ…実は、その……」


どうしたんだろう?

今までテキパキ返事を返してくれてたのに、急に口ごもってしまったぞ?


「どうされました?何かおっしゃりにくい事が?」


「はい、本当に申し訳ないのですが…お呼び立てする時に少し、座標がズレてしまい…召喚されるはずの方を誤ってしまいました。」


「はい?」


インターフォン鳴らして、実は隣の家でした的な感じで言ってくれてるが、そんなんで呼び出してくれるなよ……


「間違えて呼び出されて、自分はここに居るって事ですかね?」


「そうなります。これにつきましてはこちらの手違いで大変申し訳ありません」


「そうなんですね…解りました。では、手違いだったと言う事で元の場所に帰れるですね?」


ちょっと残念な気はするが、家族も心配するだろうし、息子は海に置き去り状態だから帰らないと大変な事になるし…ただ、なんだ?

彼女は目線を外して、またまた申し訳なさそうな顔をしているが。


「重ね重ね申し訳ないのですが、此処はそう言った場所ではなく、先程申した通りのただの中継地点でして、召喚された方にどういう現状なのかを理解して頂く為の場所でして…元の次元に此処からお帰りする事は叶いません」


「では、必ず別の次元に行かなければ帰れないと?」


「はい、それで最低でも呼び出された理由を解決しない事には戻る事も叶いません」


……息子を海に置き去り確定…絶対嫁に怒られる。

誤字等で読みにくいところがありましたら申し訳ありません。

今後勉強と思い、ご指摘があればお申し付け下さい。

お読み頂きありがとうございます。

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