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ははは
高々に手を
声を枯らすほどに叫んで
ははは ははは
おかしくなくとも
おかしくとも
見上げてみれば
涙は落ちぬ
ははは ははは
おかしくとも
おかしくなくとも
届かぬと嘆くよりも
笑って吹き飛ばせ
ははは ははは
無理にでも
無理を強いすぎたら
なにもかもが枯れる
そのときには 声は出ない
伸ばす手は震え
潤まぬ瞳はギラギラと
雨を乞う
雨を
やがて濡れれば
再び高々に
ははは ははは
ははは ははは
母なる大地よ
父なる空よ
空の恵みを受けたならば
今こそ 母へと戻らん