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芝生が青くて
夕べ集めたガラクタが騒ぎ立てて
外へ出せと暴れだす
宝物は箱の上
オモチャはオモチャでしかない
ゲージから見る景色は美しくて
さわさわとなびく草が
おいでおいでと手招きしている
清々しい水色を
腹の奥まで飲み込むようにダイブ
今なら 雲にも乗れるかもしれない
眺めているだけの風景は
きらきらと輝かしくて
そよそよ通りすぎる風が誘惑する
過去と未来は大きな箱の上
オモチャはオモチャではない
夕べ並べたガラクタが
胸にしまいこんだ想いを駆り立てる
憧れ続けた爽快な色を
体が壊れるくらいに吸い込んでダイブ
今でも 雲の上になんて乗れない
誘惑と
羨望と
雲は霧となって消えていく
