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もみじ

ころころ笑う小さな手が

くるくる舞うもみじに似ていて

もみじさえ愛おしく思う


小さな手は

葉が落ちていくスピードで

大きくなっていくのだろう


それでも

何度この季節を迎えても

いくらその手が大きくなっても

今の小さな手を思い出すのだろう


握ってしまえば簡単に壊れてしまいそうで

手離してしまえば簡単に失ってしまいそうな

小さな小さな手を



頭では理解している

やがて大きくなる

その小さな手は

このままの大きさではないと


これから

いくつもの手を伸ばされ

伸ばし

多くの手を知っていく


いつかは

この手を離れていく



それでもね

その手が大きくなっても

今の小さな手を思い出すと思うんだ


いくら

その手が大きくなろうとも



鮮やかに彩られる季節

愛しさが舞う


愛おしいもみじが笑う



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