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夏の空

あたたかい布団に包まれて

ふんわりと守られて

ねむって ねむって

ねむって

夢を見ていた


ねむって ねむって

ねむって

目が覚めたら

上に上に

登って登って 光を浴びるまで


登って登って 光を浴びたら

うつらうつら夢を見た

足を思いっきりけって

力いっぱい慣れない背中を動かして

空を目一杯舞う



重くて


ねむくて


気が遠くなりそうで


どう動いているかはよくわからない


そのうちまったく動けなくなって……



まっくらで静かな空間は

深く

深く ねむっていたときのようだ

でもそうじゃない


きっと新しく生まれ変わる



強い光に目を覚ます

夢で見た慣れない背中の感覚に

夢と同じように足をける


ねむっていたときには見れなかった景色

今まで知らなかった色たち

体を抜けていく感覚


これが 空



ご褒美だ

独り占めしているような空は ご褒美だ

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