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『家族』  作者: Noelia
1/7

日常

ージリリリリリリー


ドンドン、ダンッ!



「やっば、遅刻!」

やばいやばいやばい。学校まで全力ダッシュで5分、現在時刻は8時27分。そして、登校は8時30分まで。


「だから早く起きなって言ったでしょ?さっさと行きなさい。」


「行ってきまーす!」


ダッダッ、ガシャン。カッカッカッ。


「まったく、いつもああなんだから。反省しているのかしら。」


-----------------------------


キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


ガララララッ!!


「ゼェゼェ、、、セーフ、、、」

ま、間に合った…


「何がセーフだって?」


ん?何、これ?物凄い冷気が背後から来た気が…。

ゆっくり、ゆっくり前のドアを振り返る、と、


「こらぁっ!!美浜ぁ!3日連続で遅刻!何やってるんだぁっ!」


きぃぃぃん…


やば、まただぁ…。2-3担任、「山ちゃん」こと山口公平の正論口撃。


「お前、もう後1年で受験だぞ!受験生の自覚を持て!!」


「すみませーん。気をつけますー。」


「まったく、何回目だよ、そのセリフ。…、ホームルーム始めるぞ!」


「きりーつ、きをつけー、れい!」


「はよざいまーす」


「はぁ、やる気無さすぎだ、お前ら。出席とるぞー。」


ふう、これで一息つけた。


「朝からお疲れ、玲那(れな)。」


私の前の席にいる町田夏佳(まちだなつか)が、いつも通り話しかけてくる。


「ほんとほんと。毎朝コレは勘弁して欲しいわ~」


「あんたが悪いんでしょう?早く起きればいいのに。」


夏佳は、サラサラストレートのロングヘアでメガネをかけている。要するに、美少女で秀才。成績は150人くらいいる学年で5本の指に入る。


私は、栗色の髪(地毛です!)をショートカットにしてる。ぱっと見不良、中身は平凡で成績も平凡。


「そこ!しゃべらない!」


「「すみませーん。」」


今日も、いつも通りの一日がはじまった。

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