表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/17

1-2始めに②

幼稚園はバスで送迎することになっています。理由は、近くの幼稚園が廃園になったからである。遠く一丘にある幼稚園に行くことになります。

 中学校の横にある幼稚園が廃園になったのです。プールの横の幼稚園が廃園になったのです。1学年20人ほどしかいない小さな幼稚園が廃園になったのです。

 その場所なら少年に家から10分位の距離です。子供の遅さを考慮しても20分くらいの近場です。そこが廃園になったのです。

 代わりのバス乗り場は少年の家から5分もかかりません。そういう点では便利ですが、バスの移動時間などを考慮すると不便です。

 そんな来年度のことを宙に投げ飛ばして、少年は1人外にあそびにいくことがあります。まだ幼くて危ないのです。

 本当は親御さんがついて行く方がいいのですが、なかなかどうも難しいものです。忙しいのです。目が行き届かないことがあるのです。

 三輪車に跨り樫井川にたどり着きます。その河川敷にはこういう場所の宿命としてゴミが放棄されていました。少年には理解できない廃棄物が多々あります。

 混在したなかに宝玉が混じることがあります。少年にとっては、アルミの紙くずなどのゴミが宝でした。仮にエルメスのバッグがあったとしても気づかないでしょう。

 雑誌も散在していました。中にはエロ本が開かれていましたが、少年には理解できませんでした。おませでなかったのです。せめて幼稚園児になれば理解できたかもしれません。

 雑誌の中に難しそうな本も落ちていました。『やし酒飲み』が落ちていた本のタイトルだったのです。でも、それも少年には理解できませんでした。

 理解できなくてもいいゴミが多量に落ちているなか、少年は漁っていました。何かを探していました。少年が探しているものは……

縁を切った母方の祖父? 犬? 祖父に怒られない場所?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ