表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『斉時、ミスゼロの大将の名を得ること』速記談2035

作者: 成城速記部

 左大将藤原斉時卿が、ミスゼロの大将、と呼ばれるのは、娘が、速記が上手なのを自慢なさるのが鼻につくので、周囲の者が、斉時公の娘が速記大会に出場するたびに、ミス出ろ、とかけ声をかけるのを、ミスゼロ、と聞き違えて、庭に下りて舞いを舞われた後、ミスゼロではなかったことを知って、落胆された様子が滑稽であったので、ミスゼロの大将、と揶揄されたのである。事情を知らない人は、斉時公のことを、優れた速記者だからミスゼロの大将と呼ばれるのだと思っているが、そうではない。



教訓:都合のいい聞き間違いをする速記者は、ミスゼロにはならない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ