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アイドルのマネージャーにはなりたくない  作者: 塚山 凍
Extra Stage-α:ボヌールの醜聞
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捜査開始の時

「……因みに心海、この情報を警察には?」

「鳳プロデューサーの方から、既に伝えてあるそうです。尤も、現に松原君が疑われている以上、こちら側の情報がどこまで信用されているかは分かりませんが……」


 目を瞑って黙ってしまった俺を尻目に、姉さんたちはそんな会話を繰り広げる。

 何となく、俺はそれらをぼんやりと聞き流した。

 どう語ったところで、結論が「俺が頑張って疑いを晴らすしかない」という点に落ち着いてしまうのが分かっているので、聞き流すしかないとも言う。


「そうか。とりあえず情報を伝えているのであれば、警察も動きを追うくらいはするだろう。そう言う意味では、向こうに任せてもいいが……こちら側の動きも、ある種の保険にはなる、か」


 そこまで言ってから、姉さんはチラリ、と俺を見る。

 俺の方も、雰囲気で察して閉じていたままの瞳を開いた。


 その瞬間、姉さんは、何かを俺に告げようとしていたと思う。

 だがその前に、姉さんのスマートフォンがピリリ、と音を立てた。


 何か、メールでも来たらしい。

 素早い動きでそれを開封した姉さんは、画面を軽く見つめてから、「来たか」とだけ呟く。


「……鳳プロデューサーからですか?」

「ああ。案の定、今回の一件を受けて、対策会議の一つでも開くらしい。私も含めて、いよいよ呼び出しのようだ」


 碓水さんにそう返してから、姉さんは改めてこちらを見る。

 無言でこちらを数秒見つめるだけの、簡素な動作。

 しかし、そこは姉弟ということか、俺は彼女の意図を一瞬で察した。


 見ての通り、これ以降、私はこの仕事にかかりきりで動けない、残りはお前が好きなようにやれ────。


 大方、言いたいことはそんなところだろう。

 それが分かっているからこそ、俺も軽く頷く。


 正直言って、自信など全く無い。

 こんな本格的な事件の謎解きなど、やったことも無い。


 だが、自分が疑われていそうなこの状況で、何もせずに警察に全てを任せておくのは、どうにも怖かった。

 同じ「疑われる」にしても、何もせず恐怖に耐えるよりは、何かをして恐怖と戦ってみたい。

 らしくもなくそんなことを考えて、俺は姉さんに返事をしておく。


「大丈夫だ、姉さん。どうせ、夏休みで暇なんだし……出来る限りは、解いてみる」

「そうだな。互いに、ベストを尽くそうか」


 そう言って、姉さんは荷物をまとめて立ち上がる。

 メールで指示された、対策会議とやらに向かうのだろうか。

 彼女の動きは慌ただしく、これ以降、彼女が今まで以上の仕事に忙殺されることを示唆しているかのようだった。


 一方、俺もくるりと姉さんに背を向けて、この部屋を出て行くことにする。

 聞きたい話は大体聞けたし、これ以上ただでさえ忙しいであろう姉さんや碓水さんの手を煩わせる訳にはいかない。

 だからこそ、何も言わずにサラッと早足で去ろうとして────。


「あ、松原君。貸し出しているタブレットはこちらに戻しておいて下さいね。松原君のそれも、ネットセキュリティの会社に提出する必要がありますから」


 そう告げる碓水さんの声を聞いて、おっとっと、となってしまった。

 言われてみれば、それは確かに必要な行為だった。

 俺の端末だって何かしらのクラッキングを受けている可能性があるのだし、妥当な判断だろう。


 結果、俺は慌ててもう一度振り向き直す。

 そして、タブレット端末を碓水さんに渡してから、改めて立ち去るのだった。






「……さて、『出来る限りは、解いてみる』なんて大見栄を切ったは良いが、何から始めようか」


 依然として騒がしいボヌールの廊下を、人の流れに抗うようにしてあてもなく歩く。

 そうしながら、俺はポツンとそう呟いた。

 初っ端からアレだが、何をすればいいのか分からなくなったのだ。


 推理をすると言った以上、謎を解けばいいじゃないか、と思われるかもしれないが────正直、情報が足りない気がする。

 現状、俺は容疑者である積野大二の情報と警察の考えは把握できたが、よくよく考えれてみれば、それ以外の情報を集められていない。

 実際に火災が起きた時、現場には誰がどこに居たのか、というような基本的な情報すら知らないのである。


 なまじ火災を実際に見た分、俺の頭の中で考え過ぎてしまっていて、周囲の人への聞き込みというのをしていなかったことが、ここへきて裏目に出た。

 当事者の割に、俺はあの事件についてあまり知ってはいない。


 こんな状況で謎解きを始めても、変に間違った方向に行きそうで、ちょっと怖い。

 俺自身がまだ、推理の土俵に乗っていない感覚があった。


 そうなるとつい、昔からの癖で「葉兄ちゃんに電話しようかな」などと思ってしまう。

 だがこれは、いや流石に……と脳内の理性が却下した


 そもそも、葉兄ちゃんは今回の一件とは無関係で、俺以上に状況を知らない。

 これから謎解きを丸投げされたところで、向こうも困るだろう。


 幸い、姉さんたちとの先程の会話で、周辺情報は集まった。

 ならば今度は逆に、火災関連の情報を深掘りしていくのが筋、ということになるだろうか。

 それこそが、あの「青空密室」で「BFF」や「木馬」がいかに放火を行ったのか、ということへの推理材料になる……気がする。


「そうなると、誰か現場に居た人に話を聞きたいところだけど……」


 ブツブツ呟きながら、俺はふむ、と考える。

 俺が今、話を聞きたい相手。

 というか、俺が知りたい現場の状況を知っていそうな相手。


 普通に考えれば、それは撮影スタッフ及び、あの山頂に居た店主たちになるだろう。

 彼らは、火災に実際に立ち会っているし、現場の状況もよく知っている。

 それぞれ俺とは違う場所に立っていたのだから、俺とは違った視点で何かを見ている可能性だってあるし、話を聞くだけの価値はあるはずだ。


 ……ただ、彼らへの聞き込みには問題がある。

 距離と、時間だ。


 当たり前だが、彼らはボヌールの人間ではない。

 なので、撮影が終わって三時間近く経過した現在では、会うことが出来ない。


 特に撮影スタッフの方など、そもそもどこの会社の人なのかも分からなかった。

 そもそもにして、話を聞ける状態に無いのだ。


 店主たちの方は、またあの山頂に行けば会えるかもしれない。

 だがこちらはこちらで、現在は警察の事情聴取を俺のように受けているかもしれず、今行っても話せるかどうか分からない、という問題があった。

 じっくり話を聞きたいのなら、時間を置いた方が良いだろう。


 つまり、俺が今話を聞くことの出来る相手は。

 すぐに会うことが出来る人で、居場所も知っていて、その上で俺が知らない現場の情報を知っていそうな人、ということになる。

 そんな存在は、一人しかいない。


 ──じゃあ、最初に聞きこむ相手は、天沢か……多分、まだ事務所に居るだろうし。


 一応凛音さんもこの条件に当てはまるのだが、流石にあのトップアイドルにただのバイトが聞き込みをするのはまず無理だろう。

 しかし、天沢であれば顔見知りだし、時間的に恐らく事情聴取も終わっている。


 それに、よくよく思い返せば、彼女があの現場で何を見たか、という話は今まで聞いていなかった。

 休憩室の会話でも、何やかんやで俺ばかり喋ってしまい、彼女の話は殆ど無かったはずだ。

 それをもう一度ちゃんと聞き直すというのは、そう悪い手ではないだろう。


「だったら、とりあえず休憩室に行くか……もしかすると、まだ居るかも」


 そう考えて、俺はようやっと目的地を定める。

 状況的に、居るかどうかは分からなかったが、最悪グラジオラスメンバーを一人でも見つければ、そこから連絡は取れる。

 善は急げ、とばかりに俺は足を早めて────。




「……あっ、居た!」




 ────そうした途端に、数時間前に聞いたのと同じ言葉を耳にした。

 あれ、と思って、そのまま振り向く。

 途端に、これまた既視感を抱く光景を俺は目にすることになった。


「……鏡?いや、皆か。……どうした?」


 俺が振り返った先の、廊下の角。

 そこにどういう訳か、グラジオラスメンバーが勢ぞろいしていた。


 まず、鏡が先頭に立つ形で廊下の端に鎮座。

 その後ろから天沢と長澤が付いてきており、さらに後ろでは酒井さんが帯刀さんを連れてきていた。

 帯刀さんのみ──まだ眠いのか──殆ど酒井さんにしがみつくようにして歩いていたが、揃って歩いてきているのには違いない。


 ──何だ?何故ここに、こんな都合よく全員が……。


 俺が天沢を探しに行こうとした瞬間、何故か全員やってくる。

 そんな理想的というか、非現実的な状況に驚き、俺は反射的に理由を尋ねる。

 すると、鏡が気が急いた様子にしてすぐに返事をした。


「どうしたもこうしたも……松原君を探してたんだよ、私たち」

「え、何で?」


 鏡からの返事に、俺はさらに驚く。

 俺が天沢を探そうとしていたのは捜査のためという理由があったが、向こうにどういう理由があるというのか。

 それを考えようとした瞬間、今度は長澤が口を開いた。


「その、ちょっと前に茜さんが休憩室に戻ってきて……そうしたら、刑事さんに松原さんが何をしてたか、細かく聞かれたと言っていたので」

「それで、茜が松原君が心配だ、と言い出したの。もしかすると、警察に厳しい取り調べを受けているんじゃないか、追い詰められているんじゃないかって。だから、心配になって探しに来た、という流れ」


 話の後半は、酒井さんが引き取った。

 説明することを予期していたのか、話が的確だ。

 お陰で、俺はそれが理由か、とようやく得心する。

 

 ──そうか、天沢の視点だとそう見えるのか。俺が姉さんの方に会いに行ったのも、中々帰ってこないように見えているだろうし。


 思い返せば先程の話の中には、碓水さんや撮影スタッフは、警察に俺の動向を詳しく聞かれた、というくだりがあった。

 当然、同じく事情聴取をされた天沢も、似たような質問をされたのだろう。

 それに加えて、天沢は今朝の休憩室における会話を通して、俺が最後に火災現場となったゴミ捨て場を訪れたことを知っている。


 自然、それらの話を総合すると、俺が疑われているのかもしれない、ひょっとすると捕まっているかもしれない、という思考になる訳だ。

 それで心配になり、探しにきたらしい。


 ──しかし、だからって全員で来なくても……目立つだろう、これ。


 概ねの事情が分かった後、内心、俺はそんな呆れを抱く。

 基本的に、俺が捕まろうが疑われようが、彼女たちが直接困る訳ではないのだから、放っておいても良かっただろうに。


 ただ────同時に。

 こうやって姿を見せてくれたこと自体は。

 少し、嬉しい感じもした。


 何せ今しがた、姉さんたちには忙しくて力になれないと言われ、さらに警察にも疑われているらしい、と知ったばかりである。

 心配してくれる人が居る、というのはそれだけでちょっと嬉しかったのだ。

 だから、俺は軽く微笑んで、まず謝辞から返す。


「あー、それは……ありがとう。まあ、見ての通り、警察には普通に開放されている。別にそんな、すぐに警察に捕まってしまうような状態じゃない」

「まあ、それはそうだよねー……松葉君、やってないんだし」


 手をヒラヒラさせながら説明すると、帯刀さんが眠そうな顔のまま同意する。

 この様子からすると、とりあえず俺が犯人じゃない、という点は彼女たちとしても確信していることらしい。


 今までのことで、多少は信頼を勝ち得てきたのか。

 何とはなしの嬉しさを追加しながら、俺は説明を続ける。


「ただ、警察が俺を疑っているのも事実らしい。我ながら、状況が怪しすぎるからな。何も無かったゴミ捨て場を俺が訪れて、直後に現場が炎上してるんだから」

「やっぱり……あの氷川って刑事さん、そこを何度も聞いてた」


 納得がいったような、或いは不味いことになったと考えているような顔で、今度は天沢が頷く。

 彼女の話を聞いて、俺は氷川刑事も同じ考えらしい、と察した。

 少なくとも、天沢がそれを聞いて俺のことを心配する程度には、露骨に疑っていたようだ。


 ──しかし、十年前からの知り合いと再会したと思ったら、即座に容疑者と刑事の間柄になるっていうのも、中々アレな話だな……。


 一体、どこの刑事ドラマなのやら。

 自分で自分の現状に慄きつつ、さらに語っていく。


「まあ、そういう訳で……警察はこれからも事件を捜査するんだろうけど、俺個人としても真犯人について調べなきゃいけない、という話をしていたところなんだ。このままだと、俺の疑いが晴れないし」

「え、じゃあ松原君……謎解きするの、これも?」

「そういうことになる。……いやまあ、警察がちゃんとした犯人を捕まえてくれるのが一番良いんだけどさ、こう、ある種の保険として、考えておいて損はないなって話になって」


 ──こっちも、自分で話していて訳分かんないな……何なんだ、保険って。


 姉さんの言葉を流用して説明しながら、俺は改めて、この話の非現実さにめまいがする。

 氷川さんに疑われるという、刑事ドラマ擬きの状況も中々だったが、こちらはもっとアレだ。


 勇ましすぎるだろう、俺の行動原理。

 出来の悪い推理小説に出てくる探偵みたいだ。


 ……しかし、だからと言って逃げ出すわけにもいかない。

 仕方なく、俺は簡素な笑みを浮かべたまま、とりあえず天沢と約束を取り付ける。


「まあ何にせよ、そういう訳で……ちょっと、天沢に話を聞きたかったんだ」

「私?」

「ああ、ここで会えたのは丁度良かった。もしこの後用事が無いのなら……」


 少し事件の話を聞かせて欲しい、と。

 そう、告げようとした瞬間。


 俺は何となく────天沢の隣に並ぶ四人の顔を、じっと見つめた。


 その行為には、大して意味があった訳では無い。

 火事を見つけた時、最後にバスの外を見つめた時と同じだ。

 本当に、何となく目に入った、というだけの話。


 だが、彼女たちを見た瞬間。

 ふとした思い付きが、俺の頭の中をよぎった。


 ──待てよ……このメンバー、確か……。


 それを自覚した瞬間、沸騰直前の湯のように、ふつふつとアイデアが湧いてくる。

 今までの交流で知った、彼女たちの情報が。


 そして、そこから浮かび上がるのが、今回の事件との関わり。

 俺の立場として、話を聞いた方が良さそうなポイントたち。


 例えば、帯刀さん。

 彼女は子役として、凛音さんが出演した映画──そして同時に出世作となった映画──に出演していた、という話だった。

 恐らく、今回の事件の当事者である凛音さんについては、俺などより遥かに詳しい。


 或いは、長澤。

 今までの「日常の謎」で分かったことだが、彼女は物の見方が結構鋭い。

 霧生光さんの一件でも、結果から言えば外れてしまったが、中々面白い推理をしていた。


 また、酒井さんや鏡は、この業界そのものについて詳しいようなことを言っていた。

 鏡は噂好きが高じて他事務所にも友人がいるらしいし、酒井さんはモデル時代の繋がりで未だに仕事が来る、だったか。

 彼女たちなら、脅迫状を送るような過激なファンの動向や、その対応など、詳しいかもしれない。


 そして勿論、天沢は事件の当事者。

 俺とは、また違った視点で事件を見ていたかもしれない人。


 つまり、この五人は。

 俺が謎解きをするにあたって────参考にしなくてはならない人たち、なのではないだろうか。

 少なくとも、俺より余程、芸能界に関する情報を持っているのは確かなのだし。


 先述のように、警察が俺を疑っているらしい以上、警察に頼ることは出来ない。

 また、「木馬」がどこに居るか分からない以上、ボヌールの社員にも頼らない方が良い。

 現在の俺は、いくら情報を集めたくても、芸能関係者にも捜査関係者にも話を聞きにくい立場だ。




 だが、彼女たちなら────?




「……なあ、全員、少し良いか」


 気が付いた瞬間には、声を出していた。

 即座に、五人の十の瞳が俺を貫く。

 それに少し怯んで────しかし伝えきった。


「……俺は今、謎を解くために、出来るだけ詳しく話が聞きたいんだ。そもそも芸能人への脅迫ってのはどうして起こるのかとか、どういう傾向にあるのかとか、そう言うの全てを聞きたい」


 ……果たして、彼女たちを巻き込むのはどうか、という理性はあった。

 ただでさえ大きな仕事であった「ライジングタイム」の撮影がこんなことになり、どう動きべきか定まっていないのに、こんなことを頼んで良いのか、と。


「だから、ちょっとでも詳しい人から情報を集めたいんだ。この際、信頼性とかは無くてもいい。噂レベルでも。ほんの少しでも、謎解きの土台になれるなら、その話を聞きたい」


 だが同時に、彼女たち以上に頼るべき人はそう居ないだろう、という思いもあった。

 一癖二癖あれど、悪人でないことは今までの「日常の謎」で十分に知っている。


 故に、決断する。


「ほんの少しの間で良い。次の仕事が来るまでの、暇潰し程度に思ってもらって構わない。俺に……力と知恵を、貸してくれないか」


 やや迷いながらも、それでも断言する。

 俺はそのまま、頭を下げる。


 しばらく迷われるか、と、頭を下げた瞬間に考えた。

 彼女たちにも、多少は思考時間をあげないと、とも。


 ……だが。

 こう言うところが、本当に彼女たちらしいと思うのだが。


 ほんの数秒もしないうちに、俺の鼓膜は、周辺の空気が五色の返事に染まったことを感じ取った。

 そしてそのどれもが、各々の表現で、了承を示していたことも。

 すぐに分かったのだった────。

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