契約を結ぶ
僕はイロウエルと契約を結ぶ事になった。これからどうなるか分からないけど、毎日が凄く楽しみになりそうだ。
イロウエルは今は堕天使に堕ちてしまったみたいだけどきっと何か理由があったんだと僕は思った。
「なぁエル、契約ってどうやって結べばいいんだ?」背中に紋章を入れるとか言うそういう痛い事はごめんだ。
「そ、それは後で言うからちょっと待って頂戴。」とエルは顔を赤くしている。
「もしかしたら凄いエッチな事?」僕はふざけて聞いて見る。
「ぶっ潰すわよ!!」とエルは怒鳴るように僕に怒って来た。
「藍斗〜ご飯できたよ〜」母さんがドアを開けて急に入ってくる。
終わった。母さんがエルを見たらどう思うのか、そんな事を考えて絶望する。
「あ、あら…彼女?」と母さんは戸惑っているようだ。
「藍斗、私に任せて」と言って母さんの前に言って喋る。
終わった。後でどう説明しよう。
「初めまして、藍斗くんのお母様。彼女です!」右手で左目にピースをして、輝いていた。
(ちょっと黙ってて)と頭の中でエルの声がする。エルってこんな事が出来たんだって思ってる内に母さんとの会話が終わる。
「藍斗とご飯よ、エルちゃんも食べていいからね〜」とニヤニヤしながら僕に話しかけてくる。
「う、うん。」エルが何を考えているか分かんないけどとりあえずエルの言う通りにしてればいいだろう。
「じゃあお母さんは3人分のご飯の用意してくるから、準備が出来たらご飯を3人で食べましょう。」そして母さんは1回に戻った。
「エルさっきのなんなんだ!?」頭の中に声がしてくるなんて凄いって思ったから聞いてみた。僕も契約を結んだら誰とでもああ言う凄い事を出来るのだろうか?
「彼女って言った方がさっさと話が終わるでしょ?」って自慢げに言ってくる。
「そうじゃなくて、話しかけるやつ!あれって契約を結んだら僕もできるようになるのか!?」
「私って今は堕天使だけど、昔は凄かったんだからね!」と張り切って言ってくる。
「とりあえずご飯食べてからにしましょう。」髪を整えて言う。
「じゃあ先にご飯食べるか、」もしかしたら契約を結ぶのはとても時間がかかるのかもしれない。
僕の部屋は2階にあり、ご飯は1階のリビングでみんなで食べるから(僕と母さんだけだけど)とりあえず階段を降りる。
――「いただきます」と母さんが言ったので僕ら2人もそれに合わせて言って料理を口に運ぶ。
「ご馳走様でした。」と3人で手を合わせて言う。母さんはエルちゃんお風呂に入っていきなさい。
「はーい」と言って風呂に向かう。僕はエルが風呂に入ってくるそうなので、自分の部屋に戻る。
――「ただいま。次にお風呂入って来てだってさ。」エルが風呂から出てきて僕の部屋に戻ってくる。
元から輝いていた紫色の髪の毛がいつもより輝いて見える、更に、パジャマも白の綺麗な奴で、紫色の髪の毛にすごく似合っている。それに体も火照っていて凄い興味が湧いてしまう。
「どうしたの?黙ってて、とりあえずお風呂に入って来たら?」とふわふわしている。
「――うん。」あまりにも綺麗で少し喉が詰まる。
「どしたの?もしかして見とれてる?」僕に近くに来て聞いてくる。エルが凄く近くて、いい匂いがした。
「ま、まぁ凄い見とれた。僕もお風呂に行ってくるね。」と逃げるように言った。
「藍斗もなかなか見る目あるわね。」そんな声が聞こえた。
「しかし、契約を結ぶのってそんなに大変なのかなぁ」僕は風呂の中で考えてた。
もしかして風呂まで入るってことはもしかしたらいやらしい事なのか?
自分の体が火照っていることが何となくわかったので水を被ってからお風呂を出ることにした。
「ただいま」そう言って自分の部屋のドアを開けるとエルが居る今まで無かったけどこれはこれでいい。
「お帰り。一旦目を閉じてくれない?」僕は言われるままに目を閉じる。
ドクン、ドクン、と何かを感じる。なんだろうこの感覚
口に何かが触れる。目を開けるとエルが僕の口にキスをしていた。
疲れた〜