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第1話 豚の生姜焼き

久しぶりに新作を書きました!さらっと読めるので箸休めにどうぞ!ただイチャイチャするだけなので、温かい目で読んでやってください!

 僕、大林史貴は家でひとり、料理の下準備をしながら彼女の帰りを待っていた。


 大事なことだから2度言おう。「彼女の帰り」を待っているのだ。


 だめだ、「彼女の帰り」という単語だけでニヤけてしまう。


 そう、僕には彼女がいる。


 彼女の名前は、成宮涼子。27歳で僕の上司でかつ教育係であり、僕が24歳だから3歳年上になる。


 涼子さんは近寄り難いほどのクール美人で、仕事の時はとても厳しく、そしてとてつもなく仕事ができる人である。


 対して僕はちょっとだけ料理ができる程度のごく普通の青年だが、そんな僕がどうしてクール美人な涼子さんと付き合えたのかは後々話すとしよう。


 営業のエースとして大きな商談をいくつも成立させ、涼子さんに仕事も多く集まっているため、中々の多忙であり、部下の僕のほうが仕事が早く終わってしまい、結果、涼子さんの帰りをいつも僕が待っているのである。


 いつも「手伝います!」と言うのだが、涼子さんに「1人でやったほうが早いわ。あなたは早く帰りなさい。」と返されてしまう情けない僕である。


 いつか涼子さんの役に立てるように仕事を頑張っているのだが、その背中は途方もないほど遠い。


 しかし、彼氏である僕は、仕事以外の面で彼女を支えることができる。


 それが料理である。


 クール美人な涼子さんは、仕事はできるが、料理はもちろんその他の家事も全くできない。


 僕は大学からずっと一人暮らしで料理も嫌いではなく自炊をしていたため、ある程度家事はできる。涼子さんと付き合ってからは、さらに勉強した。


 ちなみに今日の晩ご飯は、豚の生姜焼き。涼子さんの大好物の1つだ。


 僕はその下準備として、豚ロースに醤油、酒、塩胡椒、生姜、マヨネーズを揉み込んで下味をつけているところである。マヨネーズを入れたら美味しいんだよなぁ〜。


 もうすぐ涼子さんが帰ってくる時間だ。


 帰ってきたら誰でもわかると思うが、クール美人な涼子さんには多分彼氏の僕しか知らない2つの秘密がある。


「ただいま〜。」


 涼子さんが帰ってきたようだ。


 僕は急いで玄関へと向かう。


「涼子さん!おかえりなさい!」


 僕が笑顔で迎えると、涼子さんの顔がパッと笑顔に変わった。


「ふみく〜ん!!今日もお仕事がんばって疲れたよ〜!!」


 そう言いながら、涼子さんは僕に抱きついてきた。


「涼子さん、おつかれさま!今日もがんばりましたね!」


 涼子さんを抱き止めて、僕は褒める。


「えへへ。ふみくんに褒められた〜!!ねえ、よしよしして?」


「よしよし。」


「えへへへ〜。」


 リクエストされた通り、僕が頭を撫でると、涼子さんはとろけるような笑顔になった。


 おわかりいただけただろうか。


 仕事のできるクール美人で会社では厳しい涼子さんは、家に帰るとこのように甘えん坊になるのである。


 これが一つ目の秘密。


 このギャップを知ってるのは僕だけだと思うと、とても嬉しい。そして何よりめちゃくちゃかわいい!!


 最高の彼女である。


「涼子さん、もうすぐ晩ご飯できるから、手を洗ってリビングに座って待っててください!」


「わかった〜!ふみくん!今日の晩ご飯なに?」


「豚の生姜焼きです!」


「わ〜い!!私、豚の生姜焼きだ〜いすき!!しょうがやき!しょうがやき!ふみくん!大盛りにしてね!!」


「わかりました!」


「やった〜!!大盛りだ〜!!」


 以上の会話からわかるように、クール美人な涼子さんはとても食いしん坊なのである。


 これが二つ目の秘密。


 そう、涼子さんは、甘えん坊で食いしん坊なのである。


 最高にかわいい彼女だ。


 手を洗って、リビングの椅子に座っている涼子さんは落ち着きなくソワソワしながら料理を待っている。


 僕は下味をつけた豚ロースと玉ねぎを焼き始める。


 すると、部屋の中にいい匂いが漂い始め、涼子さんの顔がホワホワし始め、待ちきれない様子になっている。


 フライパンの中に、醤油、砂糖、酒、みりん、生姜を加え、味を整えて豚の生姜焼きの完成である。


 僕は急いで盛り付けし、ご飯をよそい、味噌汁を準備していると、美味しそうな匂いに釣られてキッチンまでやってきた涼子さんが「私もお手伝いする!」と言ってくれたので、ありがたく配膳を手伝ってもらった。


 僕たちの目の前には美味しそうな晩ご飯が並んでいる。もちろん涼子さんのご飯と生姜焼きは山盛りである。


 僕と涼子さんはそれぞれ手を合わせる。


「「いただきます!」」


 そう言うと同時に涼子さんがすごい勢いで食べ始める。


「んん〜〜〜〜!!!!」


 目を閉じて上を向き、両手をぷるぷるさせながら、涼子さんが幸せそうな顔をしている。


 僕はそんな涼子さんの笑顔を見ながら、ゆっくりと食べ始める。


 涼子さんが美味しそうに食べている顔がこの世で1番かわいいと思う。


 すると涼子さんが僕を見て、ニカっと笑った。


「私、ふみくんが作ってくれるご飯だ〜いすき!!ふみくん!ありがとう!!」


 りょ、涼子さんが、か、かわいすぎる!!いきなりの大好きは衝撃が強すぎる!!


 僕も涼子さんに気持ちを伝えなければ!!


「ぼ、僕も美味しそうに食べてくれる涼子さんが大好きです!」


「えへへ〜!私もふみくん大好き〜!!」


 こんな最高にかわいい彼女がいても良いのだろうか?


 僕は一生彼女に美味しい料理を作り続けてみせる!!!!


 これは僕が、甘えん坊で食いしん坊なクール美人上司の涼子さんと甘々な同棲生活を送るだけの物語である。

読んでくださって本当にありがとうございます!もしよければ、ブックマークやポイント評価をしていただけると泣いて喜びます!

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