表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラックゴーレム  作者: 弱弱グリム
序章~~~トラックゴーレム誕生~~~
3/22

幼馴染~~~トイレにトラックゴーレムは関係しない~~~



「やっばい! やっばい! マジで美少女じゃん!」


校舎裏に連れてこられると急ブレーキをかけられて、その反動で木にぶつかり視界が反転していた


「いやー、あれはあんたが好きになるのわかるわ」

「そうだろ?」


何事もなかったかのように俺は立ち上がり、土を払う

いつものことなのであまり気にしなかった


「ぶっちゃけ、あんたじゃ無理じゃない?」

「はっきり言うなあ」

「だって、ねえ。顔も微妙、成績は下から数えた方が早いし、魔力は家族で一番下でしょ」


ぐさぐさと俺の心に鋭い矢印が刺さる

マナカのいうことはあっているし、それ自体俺はネタにして笑いを取ってきた

だから、マナカをとやかく言うことができない


「高嶺の花とはまさにこのことね。ま、私に任せればなんとかできるけど」


自信満々にない胸をはって偉そうにしている

マナカは俺とは対極の存在だ。成績優秀で魔力も膨大。都会の学校から推薦が届いてる噂まである

家が近所だから今までは頼ってきた。マナカは信頼することができる

決して笑わないし、現実的な方法で助けてくれる


「いや、自分でするからいいよ」

「えっ?」


だからこそ俺は断った


「え、ちょっと」

「気にしてくれるのはうれしいが、これは俺の問題だ。助け入らない」


そういって、俺はその場を立ち去るためにマナカに背を向けた

後ろの方から「頼らなくていいのー?」と声がするが無視した

理屈では理解している。行くなと脳が命令している

それでも、俺は自分の心を優先する


「俺が一番大事なのはプライドだからな」


小声でつぶやき、気持ちを切り替えるためにトイレに向かった



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ