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短編・詩 全般

誰かの為に

作者: 些稚 絃羽

“誰かの為に”の掌は所詮は自己満足で

したという事実で自己完結して

自己陶酔ではないと否定はしてみても

それが自己欺瞞と言われれば

口を噤むしかなくなって

そうなってしまえば

偽善と詰られても或いは嘲笑(わら)われても

それはそれで仕方のない事だろう


それでも誰か

どこかの誰かが一人でも

「素敵な事だね」と微笑んでくれたなら

それは確かに“誰かの為に”なるだろう

「君だから」と認めてくれたなら

開いた掌も確かに意味のあるものになるだろう


聞こえないけれど見えないけれど

その力があるのならば

そんな“誰かの為に”

握った掌を今また開こう

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