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J・R・R・トールキン 2



「こんなもんかぁ」


将がそんな事をつぶやくと、


「すごいのにゃ。魔力を使わずにゴブリンを相手に出来るニンゲンにゃんて、そう居るもんじゃにゃいにゃ。」

「ひゃっ!?」


びっくりしたぁ。

突然隣に紫色の返り血を浴びた黒い人が出てきた。

よく見ると尻尾や猫のような耳が生えている。


「うぐっ」


将が唸りながら倒れた。


「どうしたのにゃ!?攻撃を受けていたのにゃ?」

「気絶しただけです。あの状態・・・・になるといつもこうなので。」

と言いながら将を膝枕する。

うふふ、将の寝顔はいつ見てもかわいいな。

すると黒猫さんは呆れた顔をしながら


「はぁ、ところで君たちはライル王国の城下町から来たのかにゃ?」

「ライル王国?それってどこですか?」

「にゃっ!?ライル王国を知らにゃいのかにゃ?それにあまり見かけない格好…もしかして『ネオピアの迷子』かにゃ?」

「ネオピアの迷子…ですか?」

「むぅ…話に聞く通りだにゃ…。心してきてほしいのにゃ。ここは君たちのいた世界とは別の世界なのにゃ。」

「はぁ、」

「そんなに落ち込まないでほしいのにゃ。君達は「別に落ち込んではいませんけど」出合…っえ?」

「別に落ち込んでないですよ。驚愕の方が大きいけど」

「そうにゃのか?」

「はい」

「…」

「…」


き、気まずい。

なんかいたたまれない空気だ。

すると黒い人が


「と、ところで何て名前なのかにゃ?」

「柚子島亜衣です」

「『あい』っていい名前だにゃ」

「ありがとうございます。黒猫さんは?」

「にゃぁのにゃまえかにゃ?にゃぁのにゃまえは…」

「うぅ…」


黒猫さんが名乗ろうとしたら、将が目覚めた。


「ぅいてて…あれ?木刀握って、それから……?」

の将が出てきたんだよ。それから、、、」


あれからの経緯を将に話す。



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・





【将視点】


「くそっ?」


地面にこぶしを打ち付けて呟く。

柚子島に聞いたところ俺はまたあいつの力を借りてしまったらしい。

二度とあいつの力を使わないって決めたのに。

まだ体の節々が痛い。

くそっ


「ところで、ショウでいいのかにゃ?」


黒い人に話しかけられる。


「…そうですけど」

「ショウとアイはこれからどうするのにゃ?」

「どうするも何も、この世界の事は何もわからないので、どうしようにも無いですけどね」

「なら王宮に帰りにゃがら説明するのにゃ」

「「王宮!?」」

「話さにゃかったかにゃ?にゃぁは『ライル王国第二王女のラー=テトスバ』にゃ」

「王族なんですか!?」

「どうしよう黒猫さんとか呼んじゃったけど不敬罪にならない?」

「良いのにゃ。どうせにゃぁは王位継承権のにゃい第二王女にゃ。

でも王宮の中では出来れば敬語でお願いするにゃ。

友人が捕まるところにゃんて見たくにゃいのにゃ。でも普段はため口で構わないのにゃ。そんにゃに年も離れていにゃいみたいにゃんだから。」

「わかったよ。じゃあ教えてくれ、この世界の事を」

「歩きながら話すのにゃ。この世界は……」



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・





この世界は『ヨノア』と言うにゃ。

ショウ達の世界『二ホン』とは25年に一度だけつにゃがるのにゃ。

初めて繋がったとされるのは1000年前とされているけど、もっと前からとも言われているにゃ。

その穴の事をヨノアでは『ネオピアの穴』と言うにゃ。

そのネオピアとは、たどり着けない理想郷と言われているのにゃ。

当然穴が開くのでこちらから落ちたりもするし、穴が開く場所は常にランダムにゃのでショウ達みたく空から落ちてきたり、火山の火口にそのままドボンしたり、酷い時にはモンスターの巣穴に落ちたりするにゃ。

だからショウ達は運の良い方だにゃ。

それと、二ホンから来た人たちは皆すごい技術や知識を持っているから国ではとても大切にされているのにゃ。

それ故に国によってはネオピアの迷子達をまるで王族のように扱ったり、拷問して知識を搾取したりするにゃ。

ネオピアの迷子は25年に一度しか現れず、なおかつ生きて出会える可能性も特に低いのでどういう人が来ても国にとっては金山の発見と同じ位すごいのにゃ。

それと二ホンとヨノアは決定的に違う所が有るんにゃけど……




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・



「有るんにゃけどこれは王宮についてから話すのにゃ。見るにゃ、ここがヨノア三大王国の一つライル王国の城下町にゃ」


そこには昔映画で見た指輪物語ような世界が広がっていた。















難産でした。

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