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これが本当のフリーフォール

「「「うぎゃあああああああああああああああああああああああ」」」

「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」


気が付くと眼下にはアマゾンのような密林が広がっていた。

もちろん俺は柚子島の腰に抱き着いたまま空をかける。

するとシーが笑いながら叫んできた。


「しょう‼指先に魔力を集めて‼」

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ」

「な゛ーごとじら゛ん‼」

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ」

「何言ってるかわかんな~い」


おなかを抱えながら笑っている。

ていうか、こいつら羽有るから飛べるじゃん。

地面のシミになるのは俺達だけ?

そんなのは嫌だ。

『魔力を指先に集める』っちゅうのはよく分からんが、取りあえず指先に力を込める。


「ふごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」


だめだなんも起きん。

てか、柚子島うるせえ。

今までずっと「ぎゃああああああああ」って言ってんのは柚子島。ちなみにみっくんは気絶してる。


「ちがうちがう、こうギューってやってポッンってやるの‼」


きっとこいつは、根っからの天才肌なんだな。

何言ってるのか微塵もわからん。

ダメだ地面も相当近づいてきた。

俺の人生こんなわけのわからんジャングルで終了ってか?

仕方ないのかなぁ。

心残りは柚子島にコクッて無い事かな。

死ぬ瞬間は目を瞑ろう。

と死を覚悟した瞬間


「エアー」


とソプラノボイスが響いてきたと思ったら、激しい上昇気流が体を包んだ。


「ど~してニンゲンが降ってきたのかな?」


そこには猫耳で尻尾の生えた少女が立っていた。






短いけどとりま更新

2/23訂正

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