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転生令嬢がゆるゆる頑張る話  作者: 和和
第一章 転生令嬢、エリーゼ
6/13

ケンドリック殿下、初登場!

あらすじ:(わたくし)エリーゼ!ついにケンドリック殿下が登場よ!一体どんな方なのかしら?楽しみね!オーッホッホッホ!!!

「お久し振りです。ケンドリック殿下。」

エリーゼはケンドリックに声をかけると、優雅にお辞儀をした。

「エリーゼ嬢、数日ぶりですね。」

優しく笑いかけるケンドリック。

(改めてみると…絵姿よりかなりのイケメンよね…)

数日前、ブリーク王国の王城にて、2人は初めて顔を合わせた。

「これから3年間、お世話になるね。私はブリーク語は話せるけど文化等にはあまり明るくなくてね…教えていただけるとありがたい。」

「ええ、こちらこそ、トレンス王国について教えていただけるとありがたいですわ。」

(このあたりは基本的な社交辞令ね…!問題はこれからよ!3年間の目的はケンドリック殿下の人間性をつかむこと。ルーチェを相手にした時の反応を見極めるわ!)

エリーゼはケンドリックにルーチェの紹介をする。

「ケンドリック殿下、こちらは私の親友であるルーチェですわ。」

「お初にお目にかかります。ルーチェ・エスペルトでございます。本来は殿下とはお会いできる立場ではございませんが、この3年間、同じ学生としてよろしくお願いいたします。」

名前を聞いた瞬間、ケンドリックの顔が歪んだ。…いや、なにか驚いたような表情をした。

エリーゼはその一瞬を見逃さなかった。

(身分の関係ではないわね…まるで名前を知っていたかの反応…少し気になるわね…)

ケンドリックがルーチェに話しかける。

「この学園では身分は関係ないよ、ルーチェ嬢。これから1学園生としてよろしく頼むよ。」

ケンドリックはエリーゼに向き直り、話しかける。

「ではエリーゼ嬢、また会おう。」

「ええ、またお会いしましょう。」

そうしてケンドリックは学生寮に、エリーゼとルーチェは王都にある公爵家別宅に向かった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ーーー公爵家別宅にてーーー

「お世話をして頂く感覚は慣れませんね…」

ルーチェはそう呟く。

「ずっとお世話をする役割だったものね。いきなりお嬢様扱いをされるのは大変でしょう。」

「ええ、全くです。しかしなぜお嬢様…エリーゼはこの提案を…」

「あなただって今は私と同じ立場の学生だもの。せめてこの3年間は対等でいたいわ。」

エリーゼは入学する前、父である公爵に提案したことを思い出す。


ーーー数日前ーーー


『お父様、提案があります。』

『エリーゼ?どうした急に?』

『単刀直入に言います。この3年間、私とルーチェを対等の立場で扱っていただきたいのです!』

『…どうしてだい?』

『3年間、私とルーチェは学生として同じ立場になります。その時にお嬢様と侍女の関係が出来てしまっては、学園の理念に反するのではないかと考えました。…ですので、検討をして頂きたいです。』

『…ふむ、わかった。そうしてもらえるように手配をしよう。ちゃんとルーチェにも伝えるんだぞ。』

『わかりましたわ!ありがとうございますわ!お父様!』

エリーゼは楽しそうに部屋を出ていった…


エリーゼが部屋を出た後、側近が公爵に話しかける。

『先程の件、公爵が前々から考えていたことですよね?』

『そうだね。エリーゼも同じ気持ちでいてくれて良かったよ。』

『公爵はお嬢様もですが、ルーチェのことも大切に思っておりますからね…ルーチェの叔父として、ありがたい限りです。』

『ルーチェはエリーゼにとって無くてはならない存在だからね、ルーチェに対するエリーゼの希望は出来るだけ叶えてあげたいよ。…今夜は一杯どうだい?公爵と側近ではなく、1友人として...ね?』

『あなたが飲みたいだけでしょう…まあ、良いです。ありがたく頂きましょう』


ーーー時を戻そう!ーーー


就寝準備が整い、エリーゼとルーチェは部屋で1日を振り返った。

「かなり柔らかい雰囲気の方でしたね。」

「そうね。特に身分にこだわる方じゃなくて助かったわ。」

「ええ、エリーゼがいたから取り繕った感じでもなさそうでした。エリーゼが居ない時にも観察してみましたが、他の平民の方にもかなり優しい方でしたね。」

「お父様の言う通り、かなり誠実な方のようね。安心したわ。あとは、私との相性次第かもね。ただ…あの時の反応は気になるわね…」

「あの時とは?」

エリーゼはルーチェが名乗ったときの反応について話をした…

ルーチェは少し考え、口を開く。

「確かに、その反応は気になりますよね…話の限りだと悪い感情ではなさそうですが。」

「そうよね…まさかルーチェ!あなた物語の主人公じゃないわよね!?」

「いきなり何を言ってるんですか。エリーゼの前世の記憶に私がいましたか?」

「居ないわよ。だから聞いてるんじゃない。」

「エリーゼの前世について知らない私がわかるわけ無いでしょう…」

「…そう言えばそうね!うっかりしてたわ!」

「全くもう…まあ、3年間ありますからゆっくり考えていきましょう。誰かに似ていた!みたいな簡単な話かもしれないですし。」

「そうね、考えすぎても仕方がないわ。今日はもう寝ましょう。さあ!来なさい!」

「同じベッドなんですね…」

「当たり前じゃない!さあ寝るわよ。おやすみ。」

「仕方がないですね…おやすみなさい、エリーゼ。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ーーー学生寮、ケンドリックの部屋ーーー


「なぜ…なぜ彼女が…やはりこの世界は…!」


次へ続く!


何か物語が動きそうな予感です…!

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