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転生令嬢がゆるゆる頑張る話  作者: 和和
第一章 転生令嬢、エリーゼ
5/13

エリーゼとルーチェ、入学!

あらすじ:(わたくし)エリーゼ!侍女のルーチェと一緒に高等部の3年間で婚約(予定)のケンドリック殿下の人となりを見極めてやりますわ!オーッホッホッホ!!!

エリーゼの婚約話から数日後…ついにブリーク国立学園高等部の入学式が始まった…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「さあ!ついに入学よ!オーッホッホッホ!!!」

「お嬢様、通学の邪魔になりますので避けてください。」

「ちょっとルーチェ!《お嬢様》は止めなさいと昨日も言ったわよね!ちゃんと名前で呼びなさい!もちろん呼び捨てよ!」

「い、嫌です!せめて《様》を着けさせてください...」

「駄目」

「じ、じゃあ敬語だけは…!敬語だけはご勘弁を…!」

「まあそっちは良いわ。でも呼び方は《エリーゼ》よ。そこは譲らないわ。」

「わ、わかりました…エリーゼ…」

「よろしい。では早速入学式に行くわよーっ!」

「ちょ、ちょっと待ってください!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ーーーブリーク国立学園大講堂ーーー

「まずは生徒諸君、入学おめでとう!」

講壇で話しているのはブリーク国立学園の学園長、ヴァンドル・パンスだ。

(学園長ってかなり高齢の方がなるイメージだったけれども...思ってたよりも若く感じるし、なによりかなりのイケオジね…)

少し黒い肌に銀色の短髪、瞳も髪と同じきれいな銀色、整えられた顎髭がダンディーさを引き立てている。

ぼーっとエリーゼが考えている間も、学園長の話しは続く。

「この学園は私の曾祖父が生まれた年に設立した、伝統ある学園だ。当時の国王は設立するに当たってこう述べている。」

『人は知恵を付けることで強くなる生き物だ。しかし、知恵を付けただけでは生きていくのは難しい。必ず自分の知恵を超える出来事が起こってしまうからだ。そのためには人を頼るのだ。人を頼ることで新たな知恵が身に付き、さらに強くなることが出来る。学園とは、学ぶだけでなく人を頼る術を身に付ける場所であると私は考えている。この学園を設立することで、より強い人を育て、我が国を護る存在を生み出すことを信じている。』

「…このように、我が学園は、学ぶだけでなく人と関わることも大切なことであると信じている。この学園にはあらゆる身分の生徒がいる。いや、生徒だけでなく教師もだ。私自身も平民の生まれだからね。」

学園長は学生達を見回し、再び口を開く。

「この先、皆がどのような人生を歩むのかはわからない。学問を突き詰める者、国を動かす役割を果たす者、国を護る役割を果たす者、国民として国のため、自らのため、大切なもののために働くもの…様々な道があるだろう。そのようななかでも、皆は必ずこの学園での生活を思い出す瞬間がある。その瞬間が素敵なものになることを、私は願っている。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「おじょ…エリーゼ、私、少し後悔しています。」

「あら、どうしたの?急に。」

「私は今まで、侍女や使用人といった同じような立場の方としか関わりがありませんでした。」

「確かにね。私も似たようなものだし。」

「ですが、改めて考えるとこの国、いや、この世界には色々な立場、考えの人がいるのですよね…そのような人たちと関われる機会があったにも関わらず、放棄してしまっていたことが今は少し悔しいのです。」

「それは私も思うわ。将来もし公爵夫人になったら、平民と対等に会話するなんて出来ないもの。…だからこそ、これからの3年間、精一杯楽しみましょ?…あ、もちろん当初の目的も果たすわよ!」

「当然です。私はエリーゼにとって《最も信頼されている》侍女であり、《最も大切な》友人ですから。」

2人は互いに向き合い、にっと笑う。

そして手を繋ぎながら学園内を歩くのであった…


~~~~~~もうちょっとだけ続くよ~~~~~~


「あ、おじょ、エリーゼ。あちらに見えるのはケンドリック殿下ではないですか?」

「あら、そうね。少し前にお会いしたけれども、折角なので挨拶をしに行こうかしら。」

2人は前を歩いているケンドリックに向かって優雅に駆け出すのであった…


次へ続く!

次回!ついにケンドリック殿下がしゃべります!

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