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序章 第七話 昔話

 序章はこれにておしまいです。

 

 これは創世紀のお話です。


 神は混沌と闇に満ちた世界に光を灯しました。

 この世界を創造されたのです。

 陸空海、植物、太陽と月、生物、そして最後に大地の管理者として人間を創造しました。

 争いがなく、皆等しく生きていました。その世界はまさに完全と言えました。

 こうして神が創られた世界は非常に素晴らしいものでした。


 しかし、人間は神のように完全ではありませんでした。

 御地が創造されてから数百年後、争いが絶えなくなりました。

 人と人の争いです。国と国の争いです。

 絶え間ない争いにやがて大地は荒廃し、多くの生命が亡くなりました。

 人間でない他の種も絶滅してしまいました。


 神はお悲しみになりました。神はお怒りになりました。

 神は人間を創ったことを深く後悔し、ただ一人の男を残して人間を洪水によって滅ぼすことに決めました。

 神はその男と自らに従う動物たちを箱舟に乗せて助け、それ以外は例外なく滅ぼしました。


 やがて楽園(エデン)という場所に男は一人降り立ちました。

 神は孤独な男に慈悲として女を一人創造してあげました。

 男は喜び、二人は楽園(エデン)の中で助け合って生きていました。


 しかし、ある日大変なことが起きました。

 女が蛇にそそのかされました。男も女にそそのかされました。

 二人は神から決して食べてはいけないと言われた禁断の果実を口にしてしまいました。

 するとあらゆる欲が体を駆け巡りました。

 食べたい。犯したい。眠りたい。

 それは悪魔の囁きです。神の声はもう二人には聞こえません。


 様々な感情を悪魔から教えてもらいました。

 そして最後に一つ、授けられたものがありました。

 奥底から駆け巡る力の本流、何かが体を震わせました。


 ────それが魔術なのでした。

 

 

 

 


 読んで下さりありがとうございました。

コメントやいいね是非ともお願いします!!

次はいよいよ第一章に突入します!! お楽しみに!

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