ソードライオン
陣を敷いて5日目の早朝。小雨の降る天気が悪いなか。
「敵襲だ!みんな起きろ」
叫び声とともに魔法が炸裂している音があちこちでしている。味方は大混乱だ。
コゼットは急いで装備を整えて前線に出る。前にはヴァレリーが出て既に戦っているのが見える。
敵は要塞の門を開けて、魔物が次々にこちらに向かって来ている。
コゼットは要塞の門を目指して突き進む。進行方向にいる魔物は正義の剣で薙ぎ払う。
敵はスライム、兎・犬の様な魔物、芋虫の魔物など色々な種類が戦地を駆け巡っている。何倍の数がいるんだろう、嫌になる。
多少の傷は受けながらも門の制圧を優先する。あれが開いてるのか、閉まってるのかで今後の攻略に大きく影響を及ぼすと考えたからだ。
ヴァレリーが派手に暴れて目を惹きつけてくれるのは非常に助かる。ジェイクも動き出したみたいだ。遅いよ!
コゼットが門まで来ると、なかから大きな魔物がこっちに向かってくる。ライオンの顔に6本の腕に剣を持っている。なんだあれ?アックスベアーの上位互換版かな?2本腕が多いぞ。見たこと無いので仮にソードライオンと呼ぼう。
コゼットはソードライオンと打ち合い実力を試すが強い。それに腕が2本多いだけで対応がアックスベアーの数倍難しい。こいつまだボスじゃないよな?厄介な戦いになった。
周りの雑魚キャラの攻撃を捌きつつ、ソードライオンとも戦うのは至難の業だ。雑魚キャラが死を恐れず突き進んでくるのが面倒くさい。
打ち合うので精一杯なのに門の奥からソードライオンがもう1匹こちらに向かってくるのが見えた。見たくないけど。。悪夢だ!
ああ、こんなことならいつでも神様呼べるようにしとくんだった。このままじゃ死んじゃうよ。
そんな時、奴はやって来た!
とか、都合の良い展開は無さそうだ。本気でいく!
コゼットは両手剣を片手で扱い、反対側の手から魔法を放って無双することにした。まずは周りにいる雑魚の魔物を土魔法で隔離する土壁を作った。
なかに残った雑魚は氷の槍で始末する。向かって来たソードライオンにも氷の槍を放つ。
ソードライオンが口からの火魔法で相殺する。おいおい、魔法使えるのか?不用意に飛び込まなくて良かった。
コゼットは目眩しの火魔法を放って、ソードライオンの背後に転移して、左足の膝から下を切り裂いた。
立てなくなったソードライオンに氷の槍を突き刺していく。動きが止まったのを確認して土魔法の土壁を解除すると、もう1匹のソードライオンとジェイクが対峙していた。
コゼットは迷わず、門のなかに進むことにした。




