夜襲
6賢人との話し合いから戻ったコゼットは、冒険者ギルドから帰ったら来て欲しい旨の伝言を見て、翌朝の対応することにした。初対面の人に囲まれて疲れていたのだ。
気分転換にアルバートが作る夕食を手伝う。ジミーも興味深そうに見ている。
コゼットの料理パートはサブ料理として1品作ることでアルバートの承諾を得た。何にするか迷ったけど唐揚げにした。メインじゃないかとの声が聞こえて来そうだが、少量出すことで食べ応え感を演出したい。
ありそうで食べる機会が無かった唐揚げ、食べたいじゃない?
鶏肉を一口大にカットして、下準備をする。その後、揉み込んで寝かす。タイミングを見て油で2度上げして、取り出したらコゼット特製のマジックパウダーをかけて完成!
この流れに全神経を集中して取り組む。自分が食べたいのだ。絶対手は抜かない!
出来上がった唐揚げを2人に試食して貰う。
「外はサクッとなかはジューシーですね」
さすが料理人な感想をアルバートが言う。
「このマジックパウダーは癖になりますね」
ジミーの関心は香辛料か。上手くいったね。
自分で食べるとなかなか美味しかった。満足だ。
お腹がいっぱいになって、うとうとしていると外から大きな衝撃音が聞こえてきた。
どーーん。どーーん。・・・。
鈍い大きな音が続いている。窓から外を見てみると結界が攻撃を防いでいた。夜なので結界に当たる魔法の光しか見えないが、結構な数だ。
コゼットは慌てて、地下1階の白光の魔法陣に魔力を注ぎに行く。何となくそうしないといけないと感じたのだ。
キーラが飛んできた。結婚してからは近くにアルバートと部屋を借りて住んでいる。ご飯は一緒に食べているので実感はあまり無いが。
「以前、襲撃してきたのと同じです」
「結界は有効に働いてるからこのまま防ぎ切りたいね」
コゼットは結界に意識を集中しながら答える。
30分くらい経っただろうか?気がついたら音がしなくなった。諦めたかな?
コゼットはキーラとホットココアを飲んで応接室でほっこりしている。ジミーの送ってくれたなかにココアがあった。
「この程よい甘さは癖になりますね」
「うん、リラックスできるよね」
他愛ない話しをしていたら、みんな集まってきた。
欲しそうな顔をしていたので追加で入れてみた。
「これは癖になりそうです」
ルーカスが嬉しそうに回しながら飲んでいる。
みんな不安になるよね。強そうな相手だけど仕方ない。明日にでもやっつけに行ってみるか。
みんなを守らなきゃいけない!
使命感に燃えるコゼットだった。




