オベリスクの寝室
目醒めると、見覚えのある天井が見えた。
側にはキーラではなく、女中のカルラがいた。
王都オベリスクにいるんだ。
コゼットは戦況についてカルラに尋ねる。
「詳しくは分かりませんが、魔族が中部を出て攻め込んだという情報は今のところありません」
とりあえず良かった。今後は心配だが。
「イザヤ国王は?」
「運び込まれたまま眠っておられますが、可能な治療は完了したと聞いております」
こっちも良かった。ホッとした。
「お腹が空いたから食事をお願い」
コゼットが依頼するとカルラは用意で部屋を出た。
さて、今後はどうしよう?攻めるつもりが撤退戦を余儀なくされた。キングストン王国もすぐには軍を動かせないくらいダメージを負っている。敵も同じなのかもしれないが。
魔族の活性化を抑制したかったが難しそうだ。
今後は攻める体制整備が重要になる。
・勇者リアムの行方の確認
・6賢人とは何かの調査
・すばやさの指輪の行方の確認
・すばやさの指輪に適合する人物の特定
・魔族を攻める軍の再整備
こんなところだろうか?
ソーセージと卵焼きが乗ったパンとスープをカルラは出してくれた。これはここで食べたことあるが美味しい。
お腹が空いていたこともあり、あっという間に食べ終わった。
「そう言えば、中部の夜空から2筋の光が飛んでいったのを見たって話もあるそうです」
んー?なんだろう?
「ありがとう。何か聞いたらまた教えてね」
まだ、体調は万全じゃない気がするので無理は控える。とりあえず寝よ。
しばらく、オベリスクでゴロゴロした。国王の目覚めを待ったがまだのようなので一旦、エスクバードに戻ることにした。
転移を使って自分の家に帰る。
カランカラン
「ただいまー」
明るい声で帰るとキーラに抱きつかれた。
「キングストン王国の中部軍が負けたと聞いた時はコゼット様もやられたのかと思い、心配しましたよ」
心配をかけた。申し訳ない。
「疲れてオベリスクにしばらくいたんだよ。どこも怪我してないから大丈夫だよ」
キーラを安心させたい。
「少し前に巨大な魔族が空から街を襲おうと来たんですが、結界が守ってくれて助かりました」
役に立ったんだ。準備しといて良かった。キーラがまだ離してくれない。。
2筋の光の1つがこのことかな?分からないことが多すぎる。
みんなも集まってくれて無事を報告した。
中部軍が負けたのが事実と分かり、多少のショックをみんな受けている。
とりあえず今日は部屋で休むことにした。
明日からまた頑張ります!




