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宰相マクスウェル


 「地下からのネズミは排除いたしましょう」


 コゼットが声をとらえて空を見上げると、空中に小さなお爺さんが見えた。


 「マクスウェル宰相何をしようとしている」

 ここヴェクス王国の勇者デメトリアスが叫ぶ。


 マクスウェルは答えずに、片方の手ごとに魔法陣を形成すると、それぞれから魔物を出して地上に落とした。


 アックスベアーだ!


 漆黒の毛並みをした人型の鎧を着た熊が4本の腕を出して赤い斧で威嚇している。


 コゼットは片方のアックスベアーを受け持つ。


 4本の手すべてに斧が握られているので、剣で受けていたら空いている斧で斬られてしまう。


 機動力重視で相手の攻撃を受け流しながら、隙を伺い攻撃していく。


 パワー重視の相手なので、このままいけばやれると思ったら、上空から氷の槍の魔法が飛んできた。


 体勢を崩しながらも必死になってかわす。


 スピードがあって厄介だ。


 それ以降は、次に進もうとする先を宰相マクスウェルに予測されて攻撃を受けている。

 アックスベアーからは一撃必殺の威力の攻撃を受けているので視野を広く持つのが難しい。


 このままでは消耗戦で不利な状況だ。

 デメトリアスには氷の槍は飛んでいないので局面を打開して欲しいが押されていて支援は受けれなそうだ。


 しばらく打ち合ってコゼットが仕掛ける。

 いままでの攻撃を繰り返すふりをして、デメトリアスのアックスベアーに攻め込んだ。


 徐々にデメトリアスとの間合いを縮めていたのだ。


 死角から飛び込んだコゼットがアックスベアーの胴体を一撃で両断した。


 まず1匹!


 「デメちゃん!魔法で支援して」


 コゼットが残りのアックスベアーに斬りかかると、デメトリアスはマクスウェルに炎の矢の魔法を放ち、氷の槍を相殺していく。


 数的不利さえ解消すればこっちのものだ。

 アックスベアーの体勢を崩すように誘って斬る!


 すくい上げた刃が右側2本の腕を飛ばす。


 「グアァァァァーッ」

 アックスベアーの悲鳴が聞こえる。


 斧を落として反対側の手で傷口を押さえて丸まっているアックスベアーの背中を踏み込み、マクスウェルに向かってコゼットが飛ぶ。


 すれ違いざまに正義の剣で宰相マクスウェルの首を飛ばした。青い血が噴水のように地面に広がると身体も遅れて地面に落ちた。


 着地したコゼットが残りのアックスベアーのいたところを見たがすでに消えていた。


 宰相マクスウェルから事実確認をしたかったがやむを得ない。


 新手の敵がいないことを確認して、デメトリアスは王宮に事情説明、コゼットは魔族に操られれている者が王宮に残っていないか確認に向かった。


 宰相マクスウェルが消えた後、確認した者に操られている者はいなかった。


 いったい何をしようとしていたのか気味が悪い事件となった。






 


 

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