表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/187

リアムの来店2

 だめだ。王妃様からの督促がすご過ぎて耐えれない。。

 ここは替え玉を用意してやり過ごせないか考える。全身鎧があるのだ。

 中身が誰だろうがいいのでは無いだろうか?なんてことを考えていた時にやってきた。


 カランカラン


 雰囲気のある冒険者が入ってきた。

 長い黒髪に黒色のコートで真っ黒だ。既視感がある。


 勇者リアム!


 「この宝玉を見てほしい」


 依頼をそっちのけでコゼットの相談をする。これほどの適任者はいない。

 

 「だから〜、成人式ですよ、成人式。やりたくいないので傷物にした責任取ってください」

 コゼットは鼻息荒く、リアムに迫る。


 「・・・。この街についたばかりだ。ひどい言われようだがとりあえず話を聞こう。まずは鑑定をしてくれ」


 「ダメですよ。終わったら逃げるでしょ。この宝玉を買い取れるのなんてどうせ私だけなんですからお悩み相談の方が先です」

 

 コゼットは負けない。成人式の苦労から全力で逃げ出したいのだ。


 「分かった、手短にな」


 コゼットはドラゴンキラーを買い取ってからの一連の騒動を熱心に説明する。

 聞いてもらいたいのだ!騒動の発端になった人に。


 「そんなことがあったのか。てっきり、すぐに冒険者に転売していたと思っていたぞ」

 リアムは腕を組んで、目を瞑り話を聞いている。何を考えているのかは分かりにくい。

 でも、意図的にコゼットに何かしたわけでは無いことが分かった。


 「よし、この宝玉を今買うとお前の運が上がってくるぞ。今度は大丈夫だ」

 なんだその安っちい通販番組か宗教みたいな売り言葉は!何も解決していない。


 「ダメですよ、全然ダメ。責任取ってくれないなら街に出て勇者リアムにひどいことされたって大声で叫びますからね」


 「先程からのその怪しい言葉使いはやめてくれ。分かった、嫌々だが自分の名誉のために協力しよう」


 「で?私はどうしたらいいですか?」


 「近づくな。関わると碌なことにはならない」


 「いや、もう関わっちゃってるんです。どうしたらいいですか?」


 「だから関わるな。関わりになりたくない期間があるのなら国外にいればいい」


 「無理ですよ。今更!」


 「大丈夫だ。俺から救援を求められているから国外にしばらく行かなければならないとか言えばいい」


 「あ!なるほど。いい案ですね。でもそれだとアルバートの料理が食べれませんよ」


 「国外に出た振りでもしてここでやればいいだろう」

  神だ!勇者リアムに栄光あれ!!相談してよかった。最近の首や背中が痛かったのも瞬時に治った。


 「分かりました。それで行きます。絶対他でこのこと漏らしたりしたらダメですよ。口裏合わせもお願いします」


 「分かった。もうこれでいいな。鑑定の方を頼む」


 じゃ、張り切ってレッツ鑑定眼!今なら高く買っちゃうよー。


 破邪の宝玉 本物・時価(値づけ不能)


 ああ、またこれだ。どこで仕入れてくるんだろう。


 「すみません、すごいのは分かるんですがこちらからの値付けはできません。

 買取希望金額とかありますか?」


 「金貨100枚でどうだ」


 「分かりました。今の私は最高の気分です。買取させていただきます」


 「また、多分来る」

 前回から多分が追加された。相談のせいか?

 お金を払うと勇者リアムは出ていった。

 

 宝玉を保管しようとしたら一人でに金色に光って浮いている。

 何事か?


 しばらくすると正義の剣に向かってゆっくり飛んでいき吸い込まれた。


 「NOーーー!」


 金貨100枚が消えた!アシュリーさんへの言い訳を考えるので胃が痛い。

 なんてことだ。また厄介ごとだ。


 やっと悩みから解放されたと思ったのに、新しい悩みがすぐにやってきた。

 誰か助けてーーーー!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ