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魔物の討伐1


 今日は朝から礼儀作法の講義を受けている。

 先生が厳しいと言うか、細かいというか。。


 何よりあの紫色の上にとんがったメガネは何処に売ってるんだろうか?

 この印象が強すぎて未だに名前が覚えられない。


 確かこっちの世界は魔法で視力は治るはずなんだけど。


 そんなどうでもいいことを考えていたら講義が終わり、帰り道を歩いていた。


 すると、突然現れた屈強な男2人に両脇を決められて運ばれて行く、足が地に着かない。

 怖いと言うか何これ?


 ピンチのはずなのに正義の剣は飛んでこない。。

 気分屋なのか?


 しばらくすると冒険者ギルドに運び込まれた。


 1階フロアで冒険者からかなりの注目を浴びるが関係ないかのように、そのまま通り抜けて2階の部屋に運ばれた。


 「よう、嬢ちゃん。何か冒険者ギルドに用か?」


 目の前にギラギラした目の筋骨隆々なスキンベッドのおっさんが座っている。

 連れてきた2人に部屋を出るよう合図をしていた。


 「・・・」

 コゼットは突然のことで言葉が出ない。

 特に冒険者ギルドに用事はない。ちょっとうちに持ち込みが増えているくらいだ。特に営業もしていないので恨まれる筋合いは無い。


 「そんなにビビることじゃない。冒険者ギルド長のジェイクだ。コゼット嬢の顔が見てみたかっただけだ。ただの暇つぶしのイタズラだよ」

 ジェイクは一人で大笑いしてるが笑えない。


 「ご用意が無いなら帰らせていただきます」

 コゼットは席を立つ。


 「おいおい、姉ちゃんから聞いてたとおり気の強いやつだな」


 姉ちゃん?話を聞いてるとどうやら礼儀作法の先生のことみたいだ。

 気が弱いことで有名なはずなのに失敬な。

 めんどくさいDNAがこの2人には含まれてるのだろう。


 「実はひとつ頼みたいことがあってな。

 最近、街が埃っぽいと思わないか?思うよな」

 ウザすぎる。正義の剣、飛んで来ないかな。


 「ここから離れた東の砂漠で魔物が暴れてて、この街までその砂が飛んで来てるんだ。このままだと街が砂に埋まる。ちょっと行って退治して来てくれ」


 「意味が分からないんですが。騎士団か冒険者の仕事ですよね?」

 コゼットは依頼する先が違うと憤慨する。


 「騎士団は遠くに機動的に動かせない。冒険者は相手が強くて無理だ。そこでコゼット嬢の出番だ。分かるな?」


 「全然全く分かりません。勇者リアムがいるじゃないですか」


 「残念だが、奴はいま国外で連絡がつかない」


 「ギルド長が行けばいいじゃないですか?少なくとも私より強いですよ」

 言ってやった。もう遠慮はしない!


「いや、俺でも無理だな。嬢ちゃんの剣なら大丈夫なはずだ。間違いない」


 「信用できません。私も商売があるので遠くは無理です」


 「分かった。見合う褒賞は用意する。足も用意する。出発は明日の朝だ、いいな」

 そう言われると部屋を摘み出された。

 どこまで失礼な奴だ!


 帰っていいなら帰る。

 明日本当に行かなきゃダメかな?

 コゼットは不安になってきた。




 


 

 


 

 


 

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