キーラのことを考える
この前の話の『トラブルは向こうからやってくる』
ですが、リリースして30分後に後半部分加筆しております。
もし、リリース後すぐに読んでいただいた方がいましたら申し訳ありません。
今朝は建築デザイナーのカイルさんのとこに寄って、この間調達した高級ガラスのサンプルを渡して来た。この程度なら微修正で対応できるそうだ。
その足でアシュリーさんのところに来ている。
新しいオフィスが出来たら、居住地も城からオフィスに移すので家事全般が出来る人を紹介して貰うためだ。
「キーラちゃんじゃだめなの?」
「いても、欲しいと思ってます。ただ、キーラさんに今後のやりたいことをちゃん考えて欲しいんです。お城で仕えるのは安定してますし、ステータスですよね。結婚するにしてもメリットあると思うんです。
今回の移転は1つの区切りだと思って。いつまでこのままという訳にはいかないって考えたから」
「あら、ちゃんと考えてるのね。えらいわ。
分かったわ、また連絡する」
なんか自分で言っといて、寂しくてたまらなくなった。キーラがいない生活は考えられなくなっていた。
帰ったらハグして貰おう!
◆
お昼にお店に戻ってキーラに同じ話をした。
話してるこっちが泣きそうになった。
「分かりました。オフィスの移転までに周りに相談して決めますね」
ちゃんと考えてくれるのは嬉しかった。
カランカラン
ドワーフのトーマスさんが来た。
「ミキサーのリンク商会の取り分を持ってきたぞ。
飲食店に人気で稼がせて貰ったよ」
喜んでるのでお役に立てて良かった。
「次は何をするんだ?」
え?期待は嬉しいが前回も課題解決に動いた結果だったし、何をしよう。改めて聞かれると困る。
「トーマスさん、何かあったらいいなって思うもの無いですか?」
「そうだな、暑いなかで作業するから緩和するようなものがあると助かるな」
「扇風機で部屋の空気を拡散するのはどうですか?」
「すでにあるな。うちは付けてないけど」
「夏用のベストにファンを付けて服のなかを冷やすのはどうですか?」
「それは低コストで出来そうだな。効果もありそうだから試作してみるよ」
良かった。とりあえず試作待ちかな。
効率が上がったらまた助けて貰おう!
「あと、冒険者から色々仕入れしてるって聞いたぞ。うちにも回して欲しい」
「ありものになるので安定供給は出来ませんが」
「構わない。月1で欲しいものリスト渡すからあれば教えて欲しい」
「分かりました。うちも提供可能リスト出しますね」
販売先の多様化は大切だから感謝だね。
どんどんこういう輪が広がるといいなと思った。




