ロッカ2
コゼットは破邪の剣を振ってロッカを追い込む。
剣がすごく軽い。あと敵から魔力を吸って、その力を光魔法に変えて刀身に帯びて攻撃している。ロッカが嫌そうにしているのが分かる。
徐々に刀がロッカに届くようになった。小さな傷を負わしている。押し込んでいるのだ。
いける!
そう確信したコゼットがロッカの首を切り裂いた。
終わったのだ。強敵だったが破邪の剣の敵ではなかった。
そう思ったときに、首の無い身体が宙に舞い上がる。黒い光とともに身体がボコボコと形を変えていく。
すると、グレーの巨大なドラゴンが現れた!
赤い目に骨張った棘棘感のある姿で鋭い爪が印象的だ。
ドラゴンになった衝撃で虫系魔物が入っていた壁が壊れた。戦場に残り1/3の敵兵が追加されたが止められない。地上部隊は大丈夫だろうか?
コゼットはドラゴンを相手するために飛翔して空にいる。
ドラゴンは巨大な身体に似合わず俊敏に動き、雷や火の魔法を放ってくる。1つ1つの魔法の威力が強いので避けるので必死だ。攻撃に転じる隙が無い。
考える暇も無いコゼットだったが、思わぬ援軍が突如現れた。
艶々の茶色の髪が流れるように眩しい狐耳がついた美女が両手に剣を持って隣で宙に浮いている。
「間に合って良かったです。族長たちの依頼で来ましたアンジェリカです。これより助太刀します」
そう言うと素早くドラゴンに突っ込んで行く。ドラゴンからの魔法など飛んで来てないかのように軽やかにかわして突き進む。速い!
コゼットも負けずにドラゴンの死角を意識して飛び込む。2人になったことで敵の意識が分散して、ようやく攻撃の形になってきた。
2人の息の合った攻撃にドラゴンが苦しんでいる。
しばらくすると、ドラゴンの絶命の声が辺りに響き渡った。
勝った!
地面に落下したドラゴンはしばらくすると姿が消えて、地上の敵も消えた。今度は復活してこない。
地上に降りたコゼットはアンジェリカに礼を言うと、地上部隊の重症者の治療に当たった。
動ける者から引き上げ、コゼットは最後の部隊と一緒に引き上げる。この部隊にはアンジェリカも同行してくれている。
コゼットは馬車の揺れに気持ち良くなり、すぐに寝入ったのであった。




