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huntingーハンティングー  作者: Lotus
【STAGE1】
12/13

【STAGE2】「ターゲット"案山子"」ハンティングスタート


パチッ


目を覚ますとそこはいつもの校舎。


今日もゲームが始まるのか。

ゲームオーバーなら、1日も空かずに始まるらしい。


既に目を覚ましている3人がいた。


「あらた!あの百足野郎、どうなってんだ!?」


「ペナルティだろ?制限時間が設けられてる理由がわかったな」


制限時間が残り少なくなると

難易度がグッと上がる仕様になっているみたいだ。


つまり、制限時間を頭に入れながらゲームクリアを目指さなければならない。


翔太は電話で俺に話したように

現実でのペナルティ内容を2人に話した。


やはり、2人も思い当たる節があったらしく暗い顔をしていた。


「も〜最悪だよ〜。このまま皆に忘れ去られちゃうのかな...」


「早くゲームをクリアしねぇと!!」


なんだか、落ち着きがないタツヤ。

いや、いつも落ち着きが無いが今日は顔色も悪かった。


「どうしたんだ?」


そう俺が問いかけるとタツヤは口を開いた。


「俺には入院中の弟がいるんだ...。寝たきりなんだけど俺は毎日見舞いに行ってんだよ。それが、今日は「関係者以外は部屋に入れない」って言われたんだよ...。」


このままじゃ弟に何かあった時にも立ち会えない。俺は隣に居てやれない。

そうタツヤは頭を抱えながら言った。


「なら、ゲームを早くクリアしないとですね...」


「そうだな...このゲームの鍵はスキルと武器だ。だけど、武器は毎回ランダムな位置に移動されるらしい。」


ザザッ


「STAGE2が始まります。皆さん準備をしてください。ターゲットは【案山子】です。今回の制限時間は1時間となります。それでは、ハンティングスタートです。」


ザザップツッ


ターゲット【カカシ】...。

あの木の棒を十字にして頭に布を被せ、「へのへのもへじ」って書かれているヤツだろうか?


いや、そんな単純なものでは無い筈だ。


ただ今回のゲームで今までと違うところは

元が生き物かそうでないか...だ。



とりあえず、俺達はゲームクリアを誓い、

前回同様バラバラでの単独での行動をすることになった...。

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