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狂人  作者: p-man
嘆き
9/9

かんきん

人を拉致監禁したことはあるだろうか?

僕はある。

何故そうなるに至ったのか。

それは僕の友人が同じ事をされたからだ。


同じ事?

いや、少しばかり嘘になる。

僕達の方が後攻だったが故に、内容は先攻を上回るのが世の常である。


まず対象が一人になった所を狙って、三人がかりで押さえ込み車に乗せる。

この時僕は齢十六歳だった為、車は先輩から一時間一万円でお借りした。

運転は僕。

理由は昔、車のゲームにハマっていたからだ。


取り押さえた対象は、どうにか逃げようと馬鹿みたいに暴れまくるが、一度顔を踏みつけると落ち着く。

もう何をしてもダメだと思わせなきゃいけない。


僕達は運良く、三人の内の一人が親元から離れて一人暮らししていたので監禁場所には困らなかった。

昼間だろうがなんだろうが、堂々としていればあまり人目を気にしなくてもいい。

無理矢理歩かせて、僕達は部屋に対象を投げ入れた。


「何が起きているかはわかる?」


と、一言。

これで大体対象は震えだす。

小刻みにプルプルと。


コタツの布団が無いバージョン。(夏だから)

むしろただの机であるが、その上に座らせる。


前もって用意していた結束バンドで、両手両足にコンビを組ませ、口にはティッシュペーパーを思い切り詰め込み、唇をガムテープで塞ぐ。


これで一先ず準備完了である。


ここからは、個人個人の想像力がモノを言う。


さすがは体験者!と言わんばかりに率先して拷問を行う友人に、一度は正気か?と疑ったが、それも小一時間くらいで気にならなくなる。

何故か?

自分もそれと同等。もしくはそれ以上の事をしでかしているからである。


一つ一つ、爪を剥ぐ。

丸々は剥がない。むしろ剥げない。

この時発覚するのだが、対象は涙と鼻水で呼吸が難しくなっていた。


だがそんなのは知らない。


鼻水は飲めば良い。

そこまで甘やかさない。


次に、根性焼きを至る所に付ける。

痛そうな所ならどこでも可。

しかし顔はダメだ。

殺すわけでは無いので、目に見える箇所は可哀想だからだ。


ここから先は未知の世界。


僕は対象のズボンをハサミで切り、パンツも切り、下半身を露わにさせた。

ちょこんとイチモツ。

周りにフサフサしたものがあったので焼いた。


さすがはタンパク質。

かなり臭い。


部屋の主人である友人が、おもむろにジャンケンをしようと言ってきた。

拉致被害者の友人が負け、対象のイチモツをしごく罰ゲームを敢行する事になった。


しかしこれは不発に終わる。

文字通り。


勃つ訳がない。


肩透かしになった僕達は、この失態を取り直すべく、想像力を活性化させた。


閃いた僕は、両足を手に取りそのまま上にした。

露わになる肛門が今でも鮮明に思い出せる。

とても汚かったのだ。


だが、それでへこたれてはいけない。


トイレ掃除すらしない友人が変なところに頭を回し、スーパーのトイレからがめてきた消臭ボールで消臭しようとしていたのを思い出した。

結果的に消臭ボールを便器に投げ込めば、流す時に一緒に流れていくので意味がない。


僕はその消臭ボールを持ってきて、対象の肛門に一つずつ埋め込んだ。

なかなかにこれが上手く入らず、難儀した結果、何故か枕元に置いてあったローションを使いやっとの事で丸々入った。

抑えておかないと、ポンっと飛び出てしまう。


これは面白いと思い、ゲーム性を持たせた。


一人一つずつ埋め込んでいき、入らなくなった奴の負け。


四個は入った。

よって僕は勝った。


だけど、その後は地獄絵図だった。


入りきった四個が一斉に射出したからである。

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