last
屋上での告白の後から俺は何度か深澤さんに告白をしたのだが振られ続けた。
そして、今日も屋上に呼び出し告白をすることになっている。
ガチャ、キィー。屋上の扉が開くと、あの日と同じように髪をなびかせて歩く深澤さんが現れた。
「今日も来てくれてありがとう」
「本当に良い迷惑だわ。あの日から10回目の告白よ」
呆れたような口調で深澤さんは言う。
「そう今日で10回目の告白だよ。覚えておいてくれたんだね」
「まぁね。ここまでしつこい人は初めてだから……」
次は少し暗い口調に変わる。
「それだけ、深澤さんの事が好きって事だよ」
「そう言う事なのかしら? 分からないけれど、私が貴方を意識し始めたのは確かだわ」
深澤さんは微笑んだ。
「ということは、告白を受け入れてくれるの?」
「それも良いのかもしれないわね。貴方の事をもっと知りたいもの」
「やったー!」
「そんなに喜ばないでよ! 私が恥ずかしいでしょ」
恥ずかしいと言いつつも、深澤さんも満面の笑みでこちらを見てくれた。やっと、深澤さんと付き合う事が出来た。
俺はあの日の寂しさをバネに努力して来たからな。掃除に洗濯、料理に筋トレ。その成果が今発揮されたという事だ。誠に喜ばしい。
これからは、主夫として頑張っていこう。次の目標はヒモになる事だ‼︎
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