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ミリタリー&モンスター  作者: 鮬男
無貌の片鱗
3/24

サウスポー不可避

「ぁ、あのぅ……お、起きて」

「う~ん……おやすみなさい」

「寝ないでよぉ……」


たっぷりと睡眠を取ったせいかすんなりと目を覚ませた。

しかし目の前にいる女性の困った顔が見たくて二度寝するフリをしてみたが、長い前髪のせいであまり顔が見えないのでこのくらいにしておこうと思い起き上がってソファから降りる。


「おはようございます、クリムさん」

「お、おはようシ、シトちゃん……ごめんなさい今の忘れて!」


クリムさんは人見知りなのか自分より年下の相手に対しても少しおどおどしている。

前日、リッジウェルという貴族の令嬢であるウィルマ・リッジウェルに拾われ、歩いてきたのとは反対方向に建っているリッジウェル邸に四時間ほど馬車に乗って辿り着いた。

北に歩けば良かったのかと思ったが、南へ行ってウィルマに会えたことを考えると南へ歩いて正解だったのだろう。

リッジウェル邸には現在ウィルマと長女のロレッタ、後は使用人や警備の者しかいないそうで、ウィルマは自分の寝室をシトとクリムに貸してくれた。

シトもクリムもなぜ自分の部屋を貸したのか疑問に思ったが、せっかくの好意に水を差すのもアレなので理由は聞かなかった。

ウィルマの部屋には大きめのベッドが一つあるので二人一緒に寝れるのだが、会ってそれほど経っていない仲なのでシトはソファで寝ることにした。


(こんな美人なら一緒に寝たかったなぁ)


シトが邪なことを考えいてるとクリムは窓際のテーブルを指差した。


「あのね、メイドさんがお食事持ってきてくれたよ」

「メイドさん……ウルスラさん?」


昨日馬車のドアを開けたメイドはウルスラという名前らしいが、ほどんと喋らずウィルマも紹介しなかったためどういう人物かよくわからない。


「ううん、別の人……人?うーん、なんだっけ……あの恐竜みたいなの」

「リザードマン?」

「あっ!それそれ」


ファンタジー作品ではポピュラーな存在であるリザードマン、M&Mにおいてはトカゲよりも鳥に近い種族であるため恐竜というのは当たらずとも遠からず。

羽毛の生えている個体もおり、アリスという名前のリザードマンのNPCがなぜかM&Mで二番目に成人向け同人誌が多い。


「外で待ってるから食べ終わったら呼んでって」

「それじゃあさっさと食べましょうか」

「うんっ!……っは!」


クリムは喜んだような素振りを見せた後、我に返ったように顔を伏せた。


(あ、あんまり知らない人の前で喜んじゃった……恥ずかしい!)

(テンションの落差が大きいなこの人)


自分の感情を見られるのが苦手なタイプなのだろうと思いながらイスに座りクリムに手招きをした。


「多くない?」


クリムが向かいのイスに座り改めてテーブルを見ると置いてある料理は二人分にしては多く、おおよそ四人前ほどあるのではないだろうか。

綺麗な皿に乗ったよくわからない肉、ムニエルっぽい何か、唯一わかるのはカボチャのスープくらいだった。


(カボチャ……原産地はアメリカだったっけ)


この地域が元いた世界で一番近いのはどこだろうと思ったが、考えてもわからないことを考えても仕方がないので袖を捲くって食べる準備をする。


「ここ三階だし、あのメイドさんどうやって持ってきたんだろ」


口に出したが今気にすることではないと思いクリムはそこで話をやめた。

シトはとりあえず水差しから置いてあるコップに水を注ぎクリムに渡し、次に自分の分を注いだ。

二人とも水を一気に飲み干した後もう一度水を注いでから食事に手をつける。


「うめぇ!……あっ」

「お腹すいてるとなんでも美味いですよね」

「う、うんそうだね」


一瞬背筋を伸ばして素の口調になったクリムを見たシトはクリムがどういう人物か少しわかった気がする。

年下のシトの前では出来る限りお姉さんぶろうとしているが、この慣れていない感じは人と関わるのが苦手、もしくは関わる機会が少ないのだろう。


(しかし乳でかいなこの人は……)


VRゲームでは可能な限りアバターの身長や体重などを実際の体に近くする。

これはゲーム中だと問題ないが、ゲームを終了して現実に戻ると自分の体に違和感を感じたり、あまりにも差がありすぎると少しの間上手く動けないことがある。

そのため現実でも出歩く機会のない生活、ユニットを使った仕事やVR学校へ通うプレイヤーを除けば現実と同じ体型であることが多い。


(この巨乳はアバターのモノなのか?それとも自前の?)


クリムは自分を見つめるシトの視線に気づいたらしく少しビクリと体を震わせた。


「ど、どうしたの……?わたし何か悪いことでもした……?」


胸を見ていたとは言いにくいため返答に困ったシトは咄嗟にクリムの背後に置いてある二人の銃の話をする。


「あーいや、最初に選べるやつですよね、そのトレンチガン」


ウィンチェスターM1897(塹壕仕様)、通称トレンチガン。

初心者プレイヤーが最初にいくつか選べる銃のうちの一つであり、M&Mの攻略サイトやスレッドでも「とりあえずトレンチガンにしろ」と言われる。

ちなみにトレンチガンの設計者であるジョン・モーゼス・ブローニングの設計した銃は優秀すぎることがあるためM&Mの一部ダンジョンやイベントにおいて専用の制限が存在する。


シトの適当な良いわけを聞いて自分ではなく後ろの銃を見ていたのかと思ったクリムは顔を赤くしながら言葉を返した。


「う、うん……ミリタリー&モンスター初めてから三日しか経ってないんだよね……」

「そうなんですか、それは災難でしたね」


後三日待てばこんなことに巻き込まれなかったかもしれない。

そう思うと不運すぎる人だ。


「はぁ……前まではエルダータブレットやってたんだけどね、イベントとかパーティプレイ必須で……」


エルダータブレットオンラインという王道ファンタジー系のVRゲームはM&Mと同じ会社のゲームであり、M&Mの一部はエルダータブレットのシステムを流用して作られている。

M&Mのイベントのほとんどは個人参加可能であり、みんなでワイワイやるノリが苦手な者でもプレイが容易である。

レベルなどのシステムが存在しないためプレイ初日からレイドイベントには参加可能。


「でも初心者にしてはかなりレアなの持ってますよね」

「あ、うん、いきなりレアモンスターに出会っちゃって……倒したらキツネと変なピストル手に入ったんだ」


キツネというのはクリムの種族、半獣人のことだろう。

M&Mはモンスターのドロップアイテムやイベントやクエストの報酬などでアバターの選択可能な種族を増やすことができる。

半獣人はネコやイヌやライオンなどもあるが、キツネというのは比較的レア。


「変なピストルって?」

「えっと……これ」


腰のホルスターから取り出した一つの拳銃、それは細身で特徴的な引き金だった。


「水中銃ですか」


SPP‐1水中拳銃、地上でも使えるが性能は普通の拳銃に劣る。

水中銃はかなりレアなものであり、海底ダンジョンなどを攻略するのに必要なのだが水中銃を揃えられず今だに攻略できたプレイヤーはいない。


「レアものらしいから売っちゃおうかなって……多分使わないし」

「じゃあ私に売ってくださいよ、高く買いますから」

「ほ、ほんと?あ、ありとう……そ、それじゃあその、フレンド登録を」

「そうですね……あっ!」


急にシトが声を上げ、それに驚いてクリムは体を震わせた。


「ど、どうしたの……?」


質問に答える前にシトは右腕をまっすく伸ばしてピースサインをし、時計回りに動かす。

すると目の前にウィンドウが表示された。


「開けた!」


その様子を見たクリムも同じようにウィンドウを開く。

右上には[警戒地帯]と表示されており、現在の場所が警戒地帯であることを理解する。

警戒地帯でなら一部の機能は使用可能で、シトは真っ先にフレンドリストを開いた。


「みんないる!」


フレンドリストもギルトリストも登録されているプレイヤーの名前は緑色になっており、ログイン中であるということがわかった。

しかしその横に表示されているのは[危険地帯]のマークだった。


「みんな危険地帯にいるのか……」

「えっと……その」

「ん?ああ、フレ送りますね」


友人達は心配だが今心配したところでなにかが変わるわけではないと思い、別のことを考えるようにする。

クリムは届いたフレンド申請の表示を少し眺めた後、承認した。


「よ、よろしくね……えへへへ」


(今はこの人の好感度を上げよう、いずれはあの豊満なボディを色々できるかも……ククク)





「美味かったなぁ」

「あの鳥肉みたいなのなんだったんですか?」

「ダブルヘッドアリゲーターですね」

「え?ワニ?」

「ええ、ダブルヘッドアリゲーターは巨体ですが温厚で生命力があるので生きたままの輸送が安易らしく、よく流通しているんですよ」



食事を終えたシトとクリムはリザードマンのメイドに連れられてウィルマが待っている階のバルコニーへ向かう。

バルコニーへ出る扉は開放されており、パラソルで日を避けているウィルマが上品に座っており、ティースタンドが置かれたテーブルの横で茶を入れているウルスラがいた。


「クリム様とシト様をお連れしました」

「ありがとうセリカ」


ウィルマの言葉で初めてリザードマンのメイドの名前を知れたがセリカは一礼してどこかへ行ってしまった。

セリカが視界から消え、クリムとシトはウィルマの方を見た。


「何を突っ立てるのかしら?こっちへいらっしゃいな」


二つ椅子が置かれており、そこに座れと言うようにウィルマが二人に視線を送った。

しかし座る前に改めて礼をしておこうと思いウィルマとウルスラに頭を下げた。


「助けていただきありがとうございます!」

「え?あっ!、ありがとうございます……」


シトに続いてクリムが礼を言う。

二人に礼を言われたウィルマは赤面し、ウルスラはずっと変わらなかった表情を崩してくすくすと笑った。


「べ、別にたいしたことじゃあないわ……ちょっとウルスラ!なに笑ってるの!」

「ふふ、少し懐かしかったものでね」

「もう……二人とも頭を上げてちょうだい、ほら座って」


そう言われて頭を上げた二人は椅子に座った。


「改めまして、東雲十和子しののめとわこです、シトと呼んでください」

「え、えー?!」


シトが本名を言ったことが以外だったのかクリムは驚きの声を上げた。

ネトゲ的には本名は言わないほうが良いが、今は現実だし助けられたのだから偽名、もといハンドルネームで名乗るのも失礼かと思った。


「シトって本名じゃなかったのね、私はもう名乗ったけどウィルマ・リッジウェルよ、ウィルマって呼んでね」

「あ、あの、えと」

「あなたも偽名なのかしら?まあいいわ、ウルスラ」


自分も名乗るか迷っているクリムを見かねたのか、ウィルマはウルスラに名乗るよう言った。


「カレンの子ウルスラ、ウルスラとお呼びください」

「カレンの子?」


聞いた事のない名乗り方なのでシトはつい疑問を口に出してしまう。

それを聞いたウルスラは慣れたように解説をする。


「エルフ族は苗字というのを持たないのです、例外もいますが基本的には母か父の名が苗字に相当しますね、私の場合は母の名を言っています」


こういった種族の文化などはM&Mにはなかった。

ひょっとしたら存在はしていて知らなかっただけかもしれないが少なくともシトは聞いたことがなかった。

そんなやり取りをしている間に決心したのかクリムが口を開けた。


「く、クリームヒルト・フロム……です、クリムって呼んでください」

「よろしくね、クリム」


2098年に開発された音声の自動翻訳ソフトがあり、最初は英語とロシア語の翻訳以外酷いものだったらしい。

しかし今では文化の違いに気づくか本人から聞くしか相手の国籍がわからないほど正確な翻訳がされており、ことわざなどもそれに相当する単語置き換えられ、和製英語なども通用する。

そのため時差でプレイ時間が合わないとかでなければ最近のオンラインゲームのほとんどは世界中の人と遊ぶことができる。


「さて、昨日は私が沢山質問しちゃったし、今度はあなた達の質問に答えるわよ」


昨夜ウィルマに拾われた後、リッジウェル邸に到着するまでの間、馬車の中でシトやクリムの世界の話を聞かれていた。


「えっと、それじゃあ……アウトサイダーってなんなんです?」

「あまり詳しくはないけど、凶暴な怪物が突然現れ始めてから数年経つと別の世界から来る兵隊のことらしいわ、強力な武器を持っているとかなんとか」

「その話の出所は?」

「さあ?大昔に何度か現れたそうだけどその辺りは学者の方が詳しいわ、この大陸に現れたアウトサイダーで私が知ってるのは”ボウル頭の兵隊”ね」

「ボウル頭?」

「サラダボウルみたいなヘルメットを被った兵隊が”ネラプシ”っていう怪物を倒したお話があるわ、私は記念碑を見ただけだけどね」


サラダボウルみたいなヘルメットといえばブロディヘルメットが有名で、主に第一次大戦などで使用されていた。

シトはヘルメットからあることを思い出す。


「そういえばヘルメットの顔のところに一つ目の絵が描いてある人たちはなんですか?スケイルズって人らしいんですけど」

「一つ目はファイロ帝国の騎士団長の証、スケイルズといえば第一騎士団団長のオズワルド・スケイルズね、結構良い人よ」


会ったことがあるかのような話し方だったため、あまり良い印象はないが悪口にならないように質問する。


「すっごく警戒されたんですけど……」

「そりゃあそうよ、アウトサイダーが味方とは限らないし、スケイルズ団長はモンスターと戦って国民を守る立場なんだから」


確かにプレイヤー、もといアウトサイダーが全て友好的とは限らないし、それが強力な武器を持っているなら騎士でなくても警戒するだろう。

シトは納得して別の質問をする。


「モンスターっていうのはグールとかですか?」

「そうね、食屍鬼グールとかが三年前に突然現れたわ」

「今まではいなかったんですか?」

「ええ、ユニコーンとかドラゴンみたいな生物はいたけど、グールみたいな殺すためにだけに襲ってくる存在ではないわ、性格にもよるけど」

「性格?」

「例えば”囚竜剣士ディーグリーゼ”っていうドラゴンは友好的って聞いたし、逆に”共食いアイカロン”とか”隻翼の射手ジェイカリスト”はあまり友好的じゃな――」


「あっ!あのっ!」


ウィルマが言いかけたあたりでクリムが急に大声を出した。

自分とウィルマだけで会話をしていてクリムもなにか聞きたいことがあったのだろうとシトは思ったが、その非常に焦った態度はなにか別の問題があるようだ。


「あっちから沢山の足音が」


クリムが西側を指差し、丁度その時リッジウェル邸の見張り台から警鐘の音が響き始める。

それを聞いたウルスラは手で日の光を遮って目を凝らす。


「多数のモンスターが接近中……こんなことは今までなかったのに……」


クリムは慌て、ウィルマは驚きながらも落ち着いた様子だ。

全身を頑丈そうな鎧で覆いハルバートを持った警備兵たちが西側の門を閉める様子が見える。


「警備隊は門で迎え撃つと思うから、クリムとシトはそっちを手伝ってもらえるかしら?」

「わかりました、それじゃあ銃取ってきます、クリムさんも行きましょう」

「うん」

「私はセリカとトールを連れてロレッタ姉さんのところへ行くわ、ウルスラはいざという時の脱出に備えて馬車の準備をお願い」

「承知しました」


ウィルマは足早に去り、ウルスラはメイド服のロングスカートの左側を結び腰の紐に繋ぐ、こうすることで裾を短くして動きやすくなる。

シトとクリムは三階のウィルマの部屋に置いてきた小銃や拳銃や銃剣を取りに戻る。

M&Mでは設置した重機関銃や迫撃砲、もしくはパーティプレイやルールを変えたマッチングなどを除けば他プレイヤーの武器を持つことはできない。

試してはいないがそのシステムが適用されていた場合自分の武器は取れてもクリムの武器は取れないので二人で行くべきだろう。


「おっと、その前に……」


ウィルマの部屋の前まで来たところでシトは一つ思いつきウィンドウを開く。


「ど、どうしたの?」

「期待はできませんけど助けを呼びます、クリムさんは先に銃とってきてください」

「う、うん」


ウィンドウの[スロットアイテム]を選択し、三つ設定してあるアイテムの内の一つ、信号拳銃フレアガンを取り出す。

警戒地帯では予めスロットに設定したアイテムを取り出せる。

大抵は状況によって必要になるかもしれないが持ち歩くほどではないアイテムを設定している。

空中に浮いたオレンジ色のフレアガンを手に取り、UI左上のウィンドウに書いてある救難信号を押す。

これは警戒地帯でまだモンスターに発見されていないプレイヤーが周囲のプレイヤーに助けを求めることができるシステム。

数キロメートル以内にも警戒地帯が存在していてなおかつプレイヤーがいれば救難信号は届く、助けに来るかどうかは別だが。


「よっこいしょ」


そしてより正確な位置を知ってもらうためにフレアガンで合図を送る。

近くの窓を開けて建物の方を向き身を乗り出す、左手で窓枠を掴んで体を支え右手でフレアガンを持ち、撃鉄を起こし引き金に指をかける。


「えっ?!」


しかし引き金を引こうとしたところで、内側から引っ張られて建物の中へ飛び込むように転がった。

何が起こったかわからず辺りを見回すと、クリムが左手にトレンチガンを持ち、右手でシトの胸倉を掴んでいた。

どうやらクリムが建物の中へ引っ張り込んだらしい。


(危なそうだったから引っ張ったのかな?)


確かに窓から身を乗り出すのは危険だがそこまでするほどかと思った、一声かけてからでも良いのでは?と。

だがその考えは窓の外を睨んでいるクリムの視線の先を見て改めた。

窓の外にはまるで石のような肌とコウモリのような翼、牛の頭蓋骨のような頭、猿を思わせる体、全長二メートルほどのガーゴイルがいた。

手には大剣が握られおり、その剣はさっきまでシトが身を乗り出していたところに突き刺さっている。


「あ、あぶなか……え?」


床に手をついて起き上がろうとした時、両手の左右のバランスがおかしいことに気づき、自分の両手を見た。

左手は普通だった、いつも通りだ、しかし右は赤いドライアイスのような煙を垂れ流し、手首から先が無くなっていた。


「う……ぁ、うそ……」

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