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マイグリード  作者: 瀬川兼人
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願いが叶いそう?

どうかよろしくお願い致します。


「あ〜この女の子も可愛いな〜。」


「あっこの子もいいね。でもやっぱこっちの子と結婚したいよね〜」


この言葉は普通男の声できこえてくるものだろう。


だか、しかしこれは女の子の声なのだ。


そう、その声を発している私こと

ムラセ・ミツキは今現在進行形で乙女ゲームの真っ最中。


みんなもう分かってるとは思うけど私は、可愛い女の子達が大好きすぎて将来は結婚しちゃいたいぐらいなんですよ。


あ〜女の子可愛すぎる

といつもながらのことをやっていた。


まさかあんな事がこれから起こるとは知らないで………………………


午後3時、私は今もなおゲームをしていた。


「あ〜お腹すいたなぁ、何かコンビニでお菓子とか買ってこなくてはいけないですな。」


実は私のお昼はいつも昼をだいぶ過ぎてから食べる習慣になってしまった。


まあそんなに重要なことではないが…


私は外に出るため着替えをして家を出た。


「うわぁ、寒過ぎてやばいな」


言い忘れていた、今この世界では季節は冬である。


私は手を擦りながらそのまま道へ進む。


その刹那私は意識をうしなってしまった。

あー多分あれだ家と外との寒暖差で起きるやつだ。


「まだ私17で若いしこんなんじゃ死なないよね。」


あれっ…意識があるような感じだけど視界が霞む、なんだか目の奥が熱くて焼けるようだった。それに身体も…


そうか、私はを病気か何かになっているのだなそれじゃあ仕方ないな。でもなんか身体が軽いような…


あれっ…私の自慢の胸の感触がない…あっ

貧しい人ごめん。


しかも透き通ったお肌まで普通に白いだけ、


適度に柔らかく触り心地最高に頑張って保ってきたのに…


「ていうか声、低くなってないか私?」


これって何かやばい気がするような、

私は自分の身体をペタペタ触ってみる。


色々触ってはみたがあんまり変化していない。


ということはやっぱり下の方の確認が必要だと思いつつ覗いてみると、


「なっ何よこれ、こんな不潔なものがどうして私の中に生えてる…」


「いやいや夢だよねこんなの、あはははは…………って」


「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」


だめだこんなの受け入れられないよ。っていうか普通の人はこんなの信じられない。


「っと思うわけないでしょ私が…」


「これはもしかしてチャンスで、私はこれから普通に女の子を愛せるということではっ!!」


そうだよ、わたしはもう男のからだになってしまった。ならもう人に隠れて女の子のゲームをするひつようがない。


だったらもうこの際私…いやムラセ・ミツキ俺はこのままハーレム生活おくってやるぜ!


こうしてムラセ・ミツキはそう決めたと思いきや…


「あれっ…そういえばここってどこだ?」


「どこかの病院か何かか?」


「ていうかなんで俺はここにいるんだ?」


辺りを見回せばそこには真っ白な空間に今自分が横たわっているベッドだけだった。


私は考えようとしたが思考が急に停止してしまっていた。


しばらくの沈黙の後コツコツと音がするのが聞こえる。


なんの音だ?人が歩く…いやそれにしては軽いような気がする。


考えている内に真っ白な空間の側面に長方形の穴ができそこから人がはいってきた?


あれ?なにこれ?扉がそもそもないのに急に開いたんですけど…。


「あらっもう目が覚めていたのね、貴方数時間前までで倒れていたのよ。」


何ですか?この可愛い生き物、澄んでいてパッチリとした目に整った顔つきサラサラな髪やばいやばい可愛すぎるよ。


そんな事を思いつつ質問しようとしたがよだれが溢れんばかりにでてくる。


「あっあの、すいませんがここってどこかの研究所か何かですか?」


とりあえず何でもいいから情報が欲しく質問してみる。


「えーっとここはね、学校よ。」


えっ?学校?いやその前にこの空間の仕組みとかも質問しないと…


私は頭の中が混乱しつつも質問した。


「あの、この空間ってどうなっているんですか?さっき貴方が入ってきた時急に穴が開いたんですけど。」


「これはもちろんキューブよ」


キューブ?なにそれ?わたしにもわかるように説明してよね、


「もしかして貴方は今日から入ってくる予定の生徒さんでしたか。」


「それはすみませんとんだ勘違いを」


「ここは・シルストリアン・優秀な人材を育てるを理念とした魔法学校です」


「改めてご入学おめでとうございます、」


「えっ…えぇーーーーーーーーーー」


こうして私…じゃなくて俺は異世界に紛れ込んでしまったようだった。





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