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嘘の嘘 本当の本当  作者: カカオ
第1章 始まり
7/100

友達と過ごす夜

閲覧ありがとうございます。

昨日に引き続き、今日も朝の投稿出来ませんでした。

ちょっと残念です。


「そうだ、明日お菓子作りしない? 皆と仲良くしたいし」


姫がそっと微笑む。

姫という名前だけあって、どこかのお姫様のような綺麗な笑顔だ。


「あ! 良いね! やろうよ、それ。こう見えて私、料理は得意なんだよ!」


紗季がパァァッと顔を輝かせる。

波と愛もやる気満々なようだ。もちろん滴もだ。


「んじゃ、明日の10時にキッチン全員集合ってことで」


紗季の号令で私達は解散した。

外では真ん丸の月がキラキラと輝いている。







コンコン。

夜の2時頃の事である。滴の部屋のドアが控えめな音で鳴った。


誰だろうか、こんな遅くに。


「はーい、入っていいよ」


一応ノックをするのは常識だが、部屋に鍵というものはない。


カチャリという音がして、姫が部屋に入ってきた。


「ごめんね、寝れなくて」


そう言えば、小説でも、姫はなかなか寝れなくて主人公の部屋に入ってきていた。ここは小説通りに進んでいるようだ。


「そっか。じゃあ、一緒に寝る?」


確か、小説ではそう言って一緒に寝ていたはずだ。それを思い出して、滴は姫を自分のベットへと招く。


「……うん、ありがとう」


姫はにっこりした。


姫が来てくれたのは、滴にとっても嬉しいことだった。こうしていると、友達の家にお泊まりしているみたいだし、滴自身、知らない場所だからか興奮していてよく寝れていない。だから、そのタイミングで来てくれた姫にちょっぴり感謝する。


しばらくして姫が布団に入ってきた。


「あのね、私、姫じゃなくて、なにか違うあだ名つけてほしいの。姫って名前、呼ばれるの嫌なんだよね」

「そうなんだ」


まぁ、行動からしてわかってたけどね。


「じゃあね……」


滴は、そう考えてすぐにやめる。


「──いや、やっぱり姫が考えた方がいいよ。……『ツルピカ』もいい名前だったし」


しかし、姫は頭を横に振った。


「うーん、自分でつけるよりも他の子につけてもらいたいんだよね。そういうのって、仲良しの印みたいなものでもあるんでしょ?」


確かにだ。

知らない人のあだ名を付けることは、普通に考えてあまりない。


「……ん、プリちゃんは?」


苗字を使うのは嫌だな、と思ったので、 姫からプリンセス、そして、プリちゃんと変換したのだ。

姫はどうしてプリちゃんなのかわからなかったらしく、その理由を聞いてきた。そうして、説明すると、


「なるほどー。良いかも。なら、明日皆にそう呼ぶように言わなくちゃね」


プリちゃんは、とてもご満悦な様子だ。

私もそんなプリちゃんを見て、ニッと口角をあげた。


そして、次の日になった。

朝ごはんを食べるため、プリちゃんとキッチンまで行く。すると、既に波が来ていて、朝ごはんの準備をしていた。


「ごめん。おはよう、波。朝ごはんつくるの手伝おっか?」

「……あ、ありがとう……! おはよう」


滴は手伝おうとして手をのばす。しかし、ほとんど料理はもう既に出来上がっていることに気づいた。


「ごめん、もうほとんど出来てたんだね」


波は何時に起きたのだろう? 皆の分まで作ってくれるなんて、優しい子だなぁ、と素直に思う。


「……ほんとだね」


プリちゃんも驚いているようだ。







「おっはー、みんな! 元気?」


紗季もキッチンにやって来て、キッチンにいるのは合計で4人となった。朝ごはんも波のお陰でもう出来ている。


「あれ? あとの二人は?」


紗季がキッチンを見渡す。


「……だ、大丈夫だよ……? もう食卓に着いてるから……!」


波が先頭にたって私達を食卓に連れていってくれた。

明日はやっとお休み。でも忙しいんです……(泣)

読んで下さってありがとうございました。

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