自己紹介
閲覧ありがとうございます!
今回は自己紹介なので、いつもにまして面白くないかもしれませんが、読んでみてください。
「では、全員参加で宜しいですね? コンピュータの脳の人の見極め、頑張って下さい。ここでは少し狭いし、生活できないと思うので、部屋を家に変えときますね。頑張って下さい」
アナウンスは終わった。それとほぼ同時に地響きが聞こえて来る。
「な、何?」
誰かが戸惑ったように声を発する。
おそらく、部屋を家に変えている途中なのだろう。
しばらくして、部屋の中に通路ができた。
私は、呆然としている皆に向かって、通路へ進むよう促した。いつまでもここにいても仕方がないと思ったからだ。けれど、
「ちょっと待って! 行く前に自己紹介しようよ。これからしばらく一緒に過ごすのならそういうの必要でしょ?」
少女の1人がそれを止めた。
私も確かにそうだとおもったので、足を止める。
他の子も止めていた。
「じゃあ、私からね。私、安藤 紗季! これから宜しくね!」
私達が足を止めたことで、引き留めた少女は自己紹介をした。黒髪ショートの子だ。
「……わ、私は、塩崎 波です。……宜しくね?」
おとなしそうな子だ。ツインテールを下の方に結っている。
「私は仲谷 滴です。宜しくお願いします」
これは私だ。やっと読者の皆さんにも自己紹介できたので満足である。
「私わぁ、柳川 愛ですぅ。よ・ろ・し・くねぇ」
セミロングにしたストレートの髪にカチューシャをしている。伸ばした語尾が印象的な子だ。可愛らしい感じの子だが、恐らく話は合わないだろう。
あとの二人は、自己紹介が得意でないのか、お互いを睨み合っていたが、しばらくして観念したように一人が口を開けた。
「舞浜 光だ。宜しく」
彼女がプイと横を向くと、腰まであるながいストレートの髪がさらりとゆれた。
「んーで、最後宜しく」
紗季が自己紹介を促すと、まだ自己紹介していない子が顔色を悪くした。
そこまで自己紹介したくないのだろうか。
「……原中 姫です。宜しくお願いします……」
ひ、姫か。
思うことが無かったわけでもないが、私はそこまで空気が読めない子ではない。何も突っ込まないからね?
他の子も何も言わないでいる。かわいい名前だけれど、少し自己紹介では戸惑う名前だ。
誰がコンピュータかなんてわからない。だけど、私は気付いてしまった。
この話を小説で読んだことあるということに。
読んで下さってありがとうございます。
やっと自己紹介出来ました。
これからしっかり投稿していくつもりです。