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嘘の嘘 本当の本当  作者: カカオ
第1章 始まり
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打ち砕かれた希望

閲覧ありがとうございます!

話の進みが遅いと思いますが、少しずつ進めていきたいと思っています。

けれど、私は気づいた。

誰かを追放したら、その誰かが死ぬ。ゲームに参加しなかったら、自分が死ぬ。じゃあ、ゲームに参加して誰も追放しなければ良いんじゃないか、と。

なんだ、簡単なことである。

私は他の少女達に向かってにっこり笑って見せた。

少女達はそんな私を訝しげに見ている。


「参加して、誰も追放しなければ良いんじゃないですか?」


少女達は私の案を聞いて、やっと微笑んだ。

そう、誰も殺さなくてもいい方法だってある。こんな風に。


しかし、無情にもそんな案はすぐに打ち砕かれてしまう。


「無理です。あなた達の中にコンピュータの脳を持つ人が3人います。その脳には、誰か普通の人を追放するよう命令してますから。ほおっておけば、いつのまにか普通の人が全員追放されているでしょう。それから、その3人全員を追放するまでゲームは終わりませんから、精々頑張って下さいね?」


フフと笑う声が頭上から聞こえた。


参加するとなると、ゲームを終わらせるために、追放という名の殺人を自分が起こすかもしれない。そう思った。

コンピュータの脳に勝てるのだろうか?


私は自分を入れた少女の数を数えるために、そっと周りを見渡してみた。……6人である。要するに半分がコンピュータの脳を持つ人で、それ以外の半分が普通の人ということだ。


「では、全員参加、という事で宜しいですね?」


今いる場所も、前にいた部屋のようにドアの見当たらない場所だ。逃げ出すことはできないだろう。

私達はただ黙って頷くことしかできなかった。

読んで下さってありがとうございました。


1話1話が短くてすみません。長く書けるときは長く書きたいと思います。

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