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嘘の嘘 本当の本当  作者: カカオ
第1章 始まり
3/100

追放ゲーム2

続きです。

今日は2度目の投稿です。

はぁ。追放ゲームって自作の新しい遊び? やっぱりアナウンスしてる人って小学生なのだろうか。それにしても、知らない人を巻き添えにして遊ぶって勇気あるね。


「──追放ゲームとは、そのまま、追放するゲームのことです。皆さん、ポケットの中を見てください」


言われるがままにポケットの中を手で探ってみると、何やら石のような物が手に当たった。取り出してみると、それは透明な丸いガラスのようだった。不思議とそれは羽のように軽い。

他の子も同じようなものをじっと見つめている。


「何これ」


誰かが言った。


「それは、あなた達の情報が組み込まれた、非常に便利な道具です。あ、なくさないで下さいね? あなた達の命のようなものですから。とにかく、このゲームでは他人のそれを盗んでもらいます。盗んだら、そこにある壁の窪みにそれをはめてください。そうすることでそれの持ち主をそこから追放することができます」


「……それ、追放するメリットあんの?」


1人の少女が眉間にシワを寄せた。そして続ける。


「──て言うか、あんたの遊びに付き合うほどこっちは暇じゃないんですけど」


これは私としても同意だ。私はそこまで優しくもないし、暇でもない。


「あなた達にメリットはありませんが」


アナウンスの女性の声は、少し話切って、


「──デメリットはあります」


と、続けた。


意味わかんないんだけど。説明もいまいちピンと来ないし、何で突然そんなゲームに参加させられなきゃならないのかもわからない。


「──参加しないとおっしゃるなら、あの夢で見たような動物達に食べられて貰います。ついでにいいますと、ゲームで追放された場合も同じです。まぁ、参加しないなんてことはありませんよね?」


私達は顔を見合わせて唸った。

恐らく皆同じ夢を視たのだろう。

読んで下さってありがとうございます!

引き続き書いていく予定なので、宜しければ今後も宜しくお願いします。

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