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イルカショー
閲覧ありがとうございます。
今回はすごく短くなっています。
滴達はそれから少し歩き、イルカのいる場所に着いた。
「ねぇ、ここ座ろっ!」
紗季がベンチを叩いてはしゃいでいる。
だからおばさんにああ言われるんだよ、とは思ったが、言わないでおく。
「うん」
プリちゃんが紗季のいった場所に座ってあげている。
もうすぐイルカショーが始まるようだ。
それを滴達は今か今かと待ちわびていた。
しばらくして、音楽と共にお姉さんがステージに出てきた。
お姉さんはかわいいイルカを呼ぶ。……はずだった。
なんとそこにはきれいな水色のイルカではなく、苔のような深い緑色のイルカがいる。
滴は心のなかで叫ぶ。
何で何もかもが気持ち悪いの!?
イルカは可愛いものなんじゃないの!?
それとも私がおかしいの!?
恐らく、5人もイルカに引いたことだろう。
読んで下さりありがとうございました。
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