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嘘の嘘 本当の本当  作者: カカオ
第2章 家の外へ
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イルカショー

閲覧ありがとうございます。

今回はすごく短くなっています。

滴達はそれから少し歩き、イルカのいる場所に着いた。


「ねぇ、ここ座ろっ!」


紗季がベンチを叩いてはしゃいでいる。

だからおばさんにああ言われるんだよ、とは思ったが、言わないでおく。


「うん」


プリちゃんが紗季のいった場所に座ってあげている。

もうすぐイルカショーが始まるようだ。

それを滴達は今か今かと待ちわびていた。


しばらくして、音楽と共にお姉さんがステージに出てきた。

お姉さんはかわいいイルカを呼ぶ。……はずだった。

なんとそこにはきれいな水色のイルカではなく、苔のような深い緑色のイルカがいる。

滴は心のなかで叫ぶ。


何で何もかもが気持ち悪いの!?

イルカは可愛いものなんじゃないの!?

それとも私がおかしいの!?


恐らく、5人もイルカに引いたことだろう。

読んで下さりありがとうございました。

(アドバイスなどコメントを頂けると嬉しいです)

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