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第1頁【綴】
拙い文章ですが、どうぞ最後までお付き合い願います。
因みにこの話を含めて5話で完結する予定です。
ーー彼女は美しかった。
何度彼女のことを思い返してみても僕はそうとしか思えない。
無論彼女の容姿は誰もが認める美しさだったが、僕が指しているのは性格の方であった。
この手記をあれから10年経った今書くことに指して意味はない。
敢えて言うのなら今度結婚するから、であろうか。
あの頃の甘くて苦い青春を決して忘れたわけではない。
だが、今こうして結婚を迎えることが出来るということは僕も成長したということなのだろう。
さて、こんな長たらしい前置きはこの辺にして、本題へ入ろうか。
ありがとうございました。次回の投稿もお楽しみに。




