兄の為あなたのため
わたしは湊 美亜
今、フランスで
暮らし、日本語と外国語を両方話せる17歳。
フランスに一通の手紙が届いた。
それはとある学園の学園長から・・・・
~湊 瑠李様へ転校手続きのお願い~
「うそでしょ~?お兄ちゃんの転校手続きがなんでわたしに??ん?」
わたしとお兄ちゃんは双子で兄はアメリカ、わたしはフランスと
2人で生活しているわけではない。
きっとお父さんかお母さんが記入欄にわたしとお兄ちゃんのあて先を
間違えて送っちゃったんだ・・・。
~この手続き書の有効期限は明日まで~
「どうしよう・・アメリカに手紙、2日で届くんだ。・・・・でも兄の夢だったんだよね・・」
節丘嬢学園は男子門、女子門、共学門と
3つの門があり希望で1つの門から学校を通う。
兄は・・・
~湊 瑠李様男子門からお入りください。~
「うそでしょ~?男子門って・・あっでもお兄ちゃん男だからどこの門でも男か!」
「じゃあ、わたしが・・・男の格好して学校に通わないといけないってこと?」
「わたし希望校女子学園だったのに・・・・」
こうして色々考えて日本に帰ることになった。
そして1ヶ月。
「ん~♪久しぶりの日本だ~空気がおいしいな~♪」
杏里「瑠李様ですか?あなたのCDかいました!とってもいい曲でした。」
「あっありがとう。」
杏里「また、次のCDも楽しみにしていますわ」
「はっはい。ありがとうございます。」
杏里「妹さんは日本にいるのかしら?」
「妹ですか?妹は・・・まだ、フランスにいるんですが・・・」
杏里「そうなんですか、ではまたお会いしましょうね。」
杏里さん・・・・・
もしかしてお兄ちゃんのファンなのかな?
お兄ちゃんは芸能活動していて
歌手をやっている。
だけど兄がCD発売までやっていることは知らなかった。
たぶん・・・・。ファンクラブはいってないと知らないと思う・・。
「今度会った時。杏里さんに聞いてみようかな。」
学園に入ると
そこは天国のようなところ
「すごい・・・。俳優さんみたい・・・・」
ではなかった。
「でも、性格はそれほどよくないのかも・・・」
海「また、転入生か。俺はもうお前とかこれから入ってくる転入生をクラスメイトとは言わない」
「どうしてですか?」
海「お前に話す必要などない。早く行け」
「・・・・・・・・・・」
わたしは怒りながらクラスに向かった
そこで保険の先生と出会った。
生野「湊くん!!ちょっといい?」
「・・・・・?」
保健室で
生野「男装するの大変じゃない?大丈夫?」
「兄の為ですから大丈夫です。これくらい」
生野「それだったらいいんだけどね~」
「僕のクラスの男子ってどんな感じですか?」
生野「頭はみんないいわよ?芸能活動している人も結構通う有名な学園だから」
「そうなんですか、ありがとうございます。ではこれで失礼します。」
芸能活動か・・・・
お兄ちゃんも本当はここに
通いたかったんだろうな・・・・・
プルルルルル.......プルルルルル......
電話が鳴った。
「もしもし・・・」
瑠李「美亜。今どこにいる」
「どこって日本だけど・・・」
瑠李「俺・・しばらく入院する事になった。」
「どうして???」
瑠李「ダンスのレッスンしてたら骨折しちゃってさ・・1年くらいは学校行けないんだ」
「大丈夫?・・1年か・・わかった早く骨折直してね」
これでお兄ちゃんに間違って手続き書来てたなんて
いえない。
どうしよう・・・・。
こうなったらこの1年間だけ、わたしがお兄ちゃんの為にがんばる!!
お兄ちゃんもがんばってるんだから!!
クラスに入いると
みんなに見られ
わたしの前に集まってきた。
海「来たか、転入生やろう」
「・・・・・・・」
桜庭「背小さいなお前」
可愛「なんか女子オーラでてるよ?君」
月泉「このクラスは芸能界と学生を両立させているやつが通う学園だ。」
姫野「お前は仕事何かやってるの?」
「僕ですか?芸能活動やっていますけど・・・」
姫野「そうなんだ。 ●微笑みながら自分の椅子に座る●」
姫野さん受け入れてくれそうだけど
他の人たちは受け入れてくれないよね・・・・
これからがんばれば
クラスの仲間って認めてくれるよね・・・
放課後
「まずは海さんに何かいいことしないと!!」
「よぉ~し♪明日からがんばるぞぉ!!」
新しい家で
「そういえば・・・・・カツラじゃなくて本当に髪切らないとまずいよね・・・」
「この美容室とってもきれいに切ってくれるんだよね~」
3時間後
「よしっ!!これでばっちり!!」
次の日
「おはようございます!!」
「おはようございます!!!」
姫野「今日はずいぶんと張り切ってるな」
「はい!元気が一番大切だと思いまして」
姫野「そうだな。がんばれ ●微笑みながら歩いていく●」
白海「お前さ、元気よりも信頼の方大切にしたほうがいいよ?」
「え?どういうことですか?」
白海「それは自分で考えろ」
「・・・・・」
信頼かぁ・・・・
やっぱり信頼がないと
どんなに元気あっても
信じてくれないよね・・・・・
わたしのがんばりをみんなに知ってほしいけど
そのまえに信頼を深めないと
「信頼のための特訓1!お手伝い」
美男ですね風な話になるかもしれないです。
たとえば・・○○角関係みたいな感じに・・・・
でも美男ですねではないです。
新しい男装系のお話です。
近々名前表を作りますので
詳しく性格など見たい方は
もう少々お待ちください。