最高の好きってなんでしょう。
「好き・・・・ですか?」
海「俺に何回言わせるつもりだ。」
「今の言葉。信じていいんですね・・・・・」
海「なんだ。嬉しくないのか?」
「いいえ。夢のような気がして・・・・・・」
海「俺は最近、お前が俺のことずっと見てくれてたってこと気付いてた。」
「でも、海さんは有名な芸能人だし、わたしなんかただの一般人に近いから・・」
海「それでも関係ない。さっきの言った言葉聞いたんだろ?」
「はい・・・・・・・・。」
「でも」
海「でも?」
「兄があと1週間したら帰ってくるんです。骨折したところが治ったって。」
「だから、わたしが、ここにいる意味がなくなるんです。それに」
海「それに?」
「母と父たちはわたしに言ったんです。フランスで有名な教授を引継ぎなさいって・・」
「元々フランスに教授がいるんです。わたしのこと知ってる人なんです。」
海「だから、フランスに戻らないといけないってことか?」
「このはなしは明日にしましょうか!今はこの学園で楽しく過ごします!!!」
どうしましょう。
わたしは1週間だけしかこの学園に居られない。
海さんとも離れてしまう。
でも海さんは
わたしを想ってくれている。
どうすればいいのでしょう。
「そういえば!!!!!!!お兄ちゃんにこのこと話してなかった!!」
わたしは急いで電話した。
プルルルルル
でも、どうやって言おうかな。
わたしが男装して入っただなんて
いえない。
瑠李「どうした?」
「お兄ちゃん・・・・。まだずっとおにいちゃんに言ってないことあるの・・・」
瑠李「なんだ?いい話か?」
「あのね・・・・・」
「実は・・・・・・・・・お兄ちゃんが骨折してる間わたし、お兄ちゃんの学園で勉強してるの」
瑠李「転校書みたいなやつはどうした?俺に届いてないぞ?」
「お母さんがあて先間違えて、わたしに送ったの。」
瑠李「え?」
「でも、お兄ちゃんの所に届くには2日かかるの。その転校書はその日有効だったから」
瑠李「なんで何も言わなかったんだ?・・・・・もういい。切るぞ。」
お兄ちゃんと喧嘩しちゃった。
「・・・・・・・・・・・・・・涙・・・」
姫野「どうした?」
「・・・兄と喧嘩してしまって・・・。」
姫野「今言ってもきっと伝わらないと思うけど」
姫野「俺はお前が好きだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
姫野「でも、海のこと好きなんだろ?」
「どうしてそれを?」
姫野「お前と海が話しているのを見るとさ、お前、いつもよりキラキラしてるんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
最後は兄と美亜が喧嘩しちゃいましたね・・・
最後は姫野が告白!!どうなるでしょう。
この章は終わります。