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私の相棒(シナリオ)

私の相棒(前編)

作者: ショコラ
掲載日:2026/02/24

〇咲の部屋 (マンション)(昼)(現在)

咲「今日から一人ぐらしだ~」

 思いっきり伸びをする。

咲「さて、荷解きやりますか」

 ピンポ~ン!!

 インターフォンが鳴る。

咲「誰だろう?」

 玄関へ向かいドアを開ける。

 宅配便の配達員の男性が荷物を持って立っている。

配達員「お届け物です。伝票にサインお願いします」

咲「はい」

 配達員からボールペンを受け取り「野原咲」

 と伝票にサインする。

配達員「ありがとうございます」

 荷物を渡し一礼する。

 ドアを閉める咲。

咲「だれからだろう?」

 荷物に貼ってある伝票を見る。

 送り主「野原花」と書いてある。

咲「お母さんから!?」

 リビングに戻り荷物を開ける。

 出てきたのは汚れてくたくたなクマのぬいぐるみ。

 お腹には大きな縫い目。

咲「これって…」


〇咲の部屋(実家)(夕方)(幼少期)

 窓からの夕日に照らされる咲。

 絵本を読んでいる。

 三回部屋のドアがノックされる。

花「咲入るわよ」

 ドアを開けて入る。

咲「あっ!!お母さん!!」

 読んでた本を床に置き花に近づく。

花「今日はね、咲にお友達を連れてきたの」

咲「え!?誰!?誰!?」

花「じゃ~ん!!」

 手を後ろにして隠していたクマのぬいぐるみ

 を前に出す。

咲「わあ~!!」

 クマのぬいぐるみを嬉しそうに受け取る。

咲「ありがとう!!お母さん!!大事にするね!!」

 笑顔で言う。

花「どういたしまして」

 笑顔で返す。

咲「ねえ、この子に名前つけていい?」

花「いいわよ」

咲「じゃあこの子の名前は今日から「タマ」ね!!」

クマのぬいぐるみを見ながら嬉しそうに言う。

花「それじゃあネコみたいじゃない」

 クスッと笑う。

咲「お母さんしらないの?クマさんってね、

  タマ乗りが大好きって絵本に描いてあったんだよ!!

  だから「タマ」!!」

花「そうなのね。それじゃあ「タマ」にしましょうか」

 笑顔で言う。

咲「うん!!」

 笑顔で返す。


〇咲の部屋 (マンション)(昼)(現在)

咲「そういえばそうだったな…

  私が生まれた村は、私しか子供がいなくて

  友達がいなかったから寂しくないように

  お母さんがくれたんだった…」

 そっと目を閉じる。


私の相棒(後編)に続く


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