たぶん平凡な生活・・。
完璧に題名ふざけていますが、ぜひ一度目を通してみてください。
「今日もまた雨か」
この一週間ずっと雨が降り続いている。
家にいたってすることは限られる。ゲーム・寝る・ゲーム。俺にはこれしか特技はないのか。
(はぁ・・情けねぇ;;)
「何だよ、俺をそんな馬鹿だなぁって感じの目でみるな。」
俺の家で飼ってるの猫がやけにこっちを覗いてくる。
(とうとう猫にまで馬鹿にされてしまったか俺は;;)
「パララララ~~ラ・・・」
「おっもうこんな時間か」
(時間っていうのは過ぎるのがはぇな;;)
「ご飯だから降りてきて~」
コウモリかっ!ってツッコミたくなるくらいの、高音で母親が一階から叫んできた。
「はいはい」
重たくなった俺のケツを、カタツムリくらいの速度で上に持ちあげ、部屋の電気を消した。
食卓に着くと、妹のユキがテレビを見ていた。
「お前はそれしか見る番組がないのかよ」
「その通り~~w お兄ちゃんこそ、あの全然面白くないゲームしかやんないのは、何で??」
「うるさいな;;」
(口だけは人の数十倍、いや数千倍上をいくな。なめられたもんだ。)
テレビの中に映っている、普通ではありえないくらい美人のお姉さんが、悪は許さないとか何とか言っているのを、左から右へ受け流しながら箸を黙々と口に運んだ。
悪く言えばダラダラな、よく言えば平凡な生活。この生活が、キャビアから、枝豆に変わってしまうくらい、反転するなんて俺自信も、読者さんも予想していなかっただろう。
予想されても困るが・・。